とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

安倍晋三氏の「国葬」問題

2022-09-04 13:18:54 | 社会
 安倍晋三氏の国葬に対して反対の意見が増えている。このことに関して今日のテレビを見ていると、統一教会の問題と国葬の問題は別次元の問題であり反対する理由にはならないという意見を言う人が何人かいた。しかしそれはどうなのだろうか。

 統一教会の問題と安倍晋三氏の国葬は、確かに別次元の問題のようには見える。しかし安倍晋三氏は統一教会に明らかに肩入れしていた。統一教会も安倍氏との関係を重要視していた。そしてそれが選挙の票につながっていた可能性が高いのである。統一教会は自民党への選挙協力を無償で行っていたという。だとすれば、安倍晋三政権の時代に自民党が勝ち続けた理由の一部は統一教会にあったという可能性があるのである。こうなってくると別次元の問題だと単純に割り切ることはできない。

 安倍晋三氏を国葬にするのは安倍氏が歴代の最長期政権であったからである。それがもし反社会勢力の力を借りてのものであるならば、国葬に反感を覚える国民が増えてくるのは当然である。なぜテレビのコメンテーターはこのことをきちんと指摘しないのか不思議である。

 長期政権少なくとも統一教会と安倍晋三氏、そして安倍派の関わりがもっと明確に見えてこなければならない。それが国葬を決めた岸田総理の緊急課題である。

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映画『ボイリング・ポイント』を見ました。

2022-09-01 18:48:59 | 映画
 90分ワンショットで話題の映画『ボイリング・ポイント』を見ました。臨場感、緊迫感が、内容のおもしろさを増加させる意欲作でした。

 監督 フィリップ・バランティーニ

 ロンドンの高級レストランのクリスマス前のある夜の物語です。シェフは家族の問題を抱え、一方ではレストランのチームワークが乱れ、苦しい日々を送っていました。その日のディナーも様々なトラブルが続き、シェフは精神的に追い詰められていきます。

 ワンショットの映像は実在のレストランの緊迫感をうまく表現しています。毎日の食事がこんなに忙しいのかと感じさせられます。これではストレスがたまります。そのストレスからか、厨房は殺伐とした状態になり、大きなミスが生まれてしまいます。

 カメラはシェフの苦悩にせまります。

 ただし、ワンショットにこだわりすぎだったのではないかという疑念もわいてきます。カメラが一台であるために、必ず誰かを追いかけなければいけません。すると必ずその人物はすぐに戻ってこなければいけないのです。そこにまどろっこしさがあります。

 また後で修正することもできません。そのために説明不足になってしまっていることもあるように感じられます。

 しかしこれは後で考えたもので、見ているときはそんなことを感じません。監督の意図は十分生きています。そしてそれを成し遂げたスタッフ、キャストはすばらしいチームワークでした。

 いい映画を見ることができました。


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