とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

原子力発電所の新設への疑問

2022-09-06 12:14:56 | 政治
 岸田首相が原子力発電所の新設や増設、建て替えの検討を進めるよう指示した。ウクライナ戦争に影響で電力の安定供給がおぼつかない点、カーボンニュートラルの達成という点などから、評価できる点もある。しかし、以下の点ですぐに賛成というわけにはいかない。むしろ現状では反対である。

 1つ目。まずは事故の危険性である。日本は地震国であり、どこにつくっても100%安全と言うことができない。その対策は十分できるのかが疑問である。大丈夫、大丈夫と言って起きたのが福島の原発事故なのだ。それは決して忘れることはできない。

 2つ目。核のゴミの処理施設の場所が決まっていないということ。それが決まらないうちに見切り発車するのはゆるすわけにはいかない。さらにはそれによる経済的な負担も明確にしなければならない。莫大な処理費用がかかるのではないか。

 3つ目。原発の建設場所である。結局過疎の町に原発を作るというのはあってはならない。東京のための原発になるのは目に見えているのであり、過疎に陥った地域の感情を逆なでするようなことはやめてほしい。

 4つ目。統一教会問題のどさくさに出されたことに、岸田総理の姑息さが見えてくる。大きなテーマなのだから、正々堂々と打ち出すべき事柄である。駆け引きの道具のような打ち出し方はひっかかる。

 きちんと議論をすること。それは一般の国民にわかりやすく伝わること、それが最低条件であり、雰囲気だけで進められることだけはやめてほしい。
コメント (1)
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