山形県に第三セクターの山形鉄道という会社があります。山形鉄道はフラワー長井線を運営しています。このフラワー長井線はいろいろな営業努力をしているのですが、過疎化と自動車化のためにやはり厳しい状況が続いていました。そしてついに人材不足もはじまりました。乗務員の退職により現在の運行ダイヤを維持できないとして、一部列車を運休すると発表したのです。
去年12月から複数の運転士および車掌から退職の申し出があったということです。これにより乗務員の定数が下回り、現在のダイヤでの運行が困難な状況になったということです。
運休するのは上り4本、下り4本の合わせて8本で、減便後は上りと下り合わせて16本になるということです。
山形県内の鉄道はほとんどが赤字です。それでも住民の足の確保のためになんとか継続してきました。しかしいよいよ行き詰まっています。もちろん大人はほとんどが車に乗るので関係ないのですが、通学で利用する高校生や、高齢者にとってはもう住むことが困難になっているのです。
私がいつも利用していたタクシー会社も3月一杯で廃業するそうです。
以前、このブログで紹介した米坂線も、JR東日本は3セク化やバス転換の案を提示したとのことです。
本当に淋しい時代になってしまった。私が生きているうちにこんなに淋しい思いをさせられるのかと、悲しくなっています。
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