かなり前の「真田丸」から。
真田昌幸が城を攻め奪われ、それをいくさでとりもどそうとする。それが戦国時代に生きた昌幸の常識である。それに対して息子の信繁が父親をいさめ、やめさせようとする。そのとき言ったのがこの「世の中の仕組みが変わったのです。」というセリフだ。いくさをする前に秀吉に解決策を判断してもらえということである。
もはや戦国の世ではなくなった。秀吉の時代になったのだ。だから秀吉の判断にまかせなさい。これは現在の組織優先の世の中と同じだ。組織の上司の判断を仰いで行動しなさいということだ。
まあそれはそれとしてわからなくはないが、それを自分の息子から言われたら、こんなに切ないものはない。自分の生き方を否定されているようにしか思えないからだ。このセリフに三谷幸喜のすごさが出ているように感じられる。
「真田丸」には目立たないところでこういうすばらしいセリフが出てくる。それが毎回のように用意されている。単にストーリーを展開しているだけではないのだ。ひとつのセリフによる厚みを感じるのである。三谷幸喜はすばらしい脚本家になったなあと思う。
真田昌幸が城を攻め奪われ、それをいくさでとりもどそうとする。それが戦国時代に生きた昌幸の常識である。それに対して息子の信繁が父親をいさめ、やめさせようとする。そのとき言ったのがこの「世の中の仕組みが変わったのです。」というセリフだ。いくさをする前に秀吉に解決策を判断してもらえということである。
もはや戦国の世ではなくなった。秀吉の時代になったのだ。だから秀吉の判断にまかせなさい。これは現在の組織優先の世の中と同じだ。組織の上司の判断を仰いで行動しなさいということだ。
まあそれはそれとしてわからなくはないが、それを自分の息子から言われたら、こんなに切ないものはない。自分の生き方を否定されているようにしか思えないからだ。このセリフに三谷幸喜のすごさが出ているように感じられる。
「真田丸」には目立たないところでこういうすばらしいセリフが出てくる。それが毎回のように用意されている。単にストーリーを展開しているだけではないのだ。ひとつのセリフによる厚みを感じるのである。三谷幸喜はすばらしい脚本家になったなあと思う。
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