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昭和の常識を引きづってきた日本の組織

2025-04-03 15:52:53 | 社会
フジテレビ問題に関する第三者委員会の調査報告が発表された。フジテレビの社員に対する中居正広の性暴力事件、そしてそれを隠蔽しようとしたフジテレビ幹部の対応、そのいずれも想像以上にひどいものであり、報告内容を見る限り許しがたい。ここまでくれば、自浄作用を待つ以前に、重大なペナルティを課すべきであろう。

それにしても、近年になって起こったジャニーズ問題、中居正広問題、自民党裏金問題、統一教会問題、宝塚歌劇団問題、いずれも昭和の常識を引きずったまま、今現在にまでいたったために大問題となった事案である。しかも自民党の金権体質や、組織の反社会勢力との癒着などは、昔から度々事件となって大騒ぎをしてきたものである。昭和の常識はすくなくとも今現在は通用しないというのが十分わかっているはずであった。だから改善すしておかねばならなかったはずであり、それができなかったのはなぜなのか、しっかりと検証しなければならない。

特に今回の中居氏は、昔ジャニーズ事務所に所属していたタレントであり、本人自身も自覚していなければいけなかったはずであり、その意味でも許しがたい。

日本人は組織が好きだ。組織に守られることを好む。だから正義よりも組織を優先する。ところが組織は変化しづらい。そのために昔の常識から抜け出せない傾向が強くなるのだろう。

組織改革はなかなか成功しない。強いリーダーが組織のトップになると強い反発が起きがちである。パワハラかサボタージュが始まり、その組織は機能不全に陥りがちになるように見える。

今回の事件ものど元過ぎれば何もなかったことになりかねない。そうならないためにどうすればいいのか。この機会にもっと本気で議論を重ねる必要がある。

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