とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

ピーター・ハミル

2016-11-23 10:19:29 | 音楽
 11月9日~13日までピーター・ハミルが来日公演を行った。

 ピーター・ハミルというのは、イギリスのロック歌手で、「ヴァンダー・グラフ・ジェネレーター」というプログレバンドのヴォーカルとして1970年代から活動している人である。当時からソロ活動も並行しておこなっており、今もソロの活動をメインにしながらも、「ヴァンダー・グラフ・ジェネレーター」の活動も行っている。来日公演の際は、たった一人でピアノ、もしくはギターを弾きながらの公演になるのが、通常のパターンであ。ここしばらくは毎年のように来日している。

 私もほぼ毎年聞きに行っている。今年は11日から13日までの3日間行った。ライブハウスでの公演で、観客は100人に満たないが満員状態だ。毎日違う曲目が歌われ、しかもその歌い方は、毎日のように変化していく。一期一会という言葉を実践している生演奏である。観客は静かに聞き、歌い終わると熱狂的な拍手が起きる。「濃密な時間」という言葉がこれほど当てはまる空間はない。

 私がピーター・ハミルを最初に知ったのは、中学生のころであった。そして今までもう40年近くになる。中学、高校時代に出会ったものは、今でも自分にとっての骨と肉になっている。自分の土台になるものを大切にしながら、新しいものに積極的に挑戦する、そんな一期一会を大切にしていきたいと感じるライブ体験だった。

 ピーター・ハミルがこれからも来日公演を繰り返すことを期待しつつ、新しいことに挑戦し続けることを見守っていきたい。そして、自分もそれに刺激を受けて、日々の生活を挑戦し続けたい。
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