とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

立川談春独演会

2016-11-03 17:24:47 | 落語
 文化の日ということで立川談春独演会に行ってきました。場所は山形市民会館。演目は「山号寺号」と「文七元結」。「山号寺号」は初めて聞く噺でしたが、小噺といったような内容。「文七元結」は1時間30分くらいかけての熱演でした。さすがのうまさです。

 まくらで、落語家は噺を暗記していないということを言っていました。よくわかるような気がします。繰り返ししゃべっていることなので口が覚えているところはあるのかもしれませんが、セリフを覚えるようなことはしない。芝居だと相手が困るだろうから、突然違うことを言ったり、セリフを飛ばしたたりすると大変なことになります。だからできるだけセリフは正確に言わなければなりません。落語ならば自分でその世界を作っていくことが可能ですし、下手に覚えてしまうとリアリティがなくなってしまう。

 授業も同じです。大きな流れを想定はしますが、あまり想定しすぎるとがんじがらめになってしまい、つまらなくなります。かと言ってしっかりと準備をしないといい加減なものになってしまう。努力と経験が大切です。

 談春さんの落語を聞きながら、そんなことを考えていました。
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