まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

強みを活かして生きる

2020-06-16 14:47:14 | キャリア形成論
自分の強みを活かして生きるというのは、
幸せに生きていくためにとても大事なことです。
私は、自分の強みの1つである「着想」を活かすことができているので、
大学教員という職に就けて本当にラッキーであった、という話を書きました。
今日は、この自分の強みをどうやって知ったかをご紹介いたします。

日本では2001年に発売されて爆発的に売れ、
2017年に新版が、2023年には最新版が発売され、さらに売り上げを伸ばしている、
『さあ、才能 (じぶん) に目覚めよう 最新版』という本があります。
この本はお薦めです。
「スタートアップセミナー」という1年生の授業を担当するときは、
クラスの全員にこれを買ってもらっています。

この本の哲学が好きで、日本人はとかく弱いところ、苦手なところを克服し、
劣っている部分を補っていこうとしがちだけれど、
そんなことはしなくていいから、自分の強みだけをどんどん伸ばしていけばいいんだ、
というのがこの本の基本的主張です。
初版の著者はポジティブ心理学の祖父と呼ばれ、ギャラップという調査会社を創立した人で、
200万人ものインタビューに基づいて、人間の強みを34に分類し、
「ストレングス・ファインダー」という、
自分の強みを特定するための心理テストを開発しました。
この本には、34の強みがそれぞれどういうものか書いてあるのですが、
それだけではなく、本の末尾に付されたアクセスコードを使って、
インターネット上から「ストレングス・ファインダー」を受けることができるのです。

「ストレングス・ファインダー」をやると、
自分の上位5つの強みがわかります。
私の強みは以下の5つでした。
1位 着想
2位 内省
3位 親密性
4位 ポジティブ
5位 戦略性
本を読んで34の強みの説明を見ながら、
きっと自分の5つはこれだろうなあと予想したものがあったのですが、
2位の「内省」くらいしか当たっていませんでした。
他の4つは自分にとってとても意外だったんですが、
しかし、この結果を受けてよくよく自分の行動や選択などを振り返ってみると、
なるほどたしかに自分はこういう人間かもしれないと思えてきます。
特に、1位の「着想」はまさにこれが自分の核だったんだと、
ものすごく納得がいきました。
自分でも気づいていない、意識していない強みに気づいてみると、
これを活かさない手はないよなあと思いますし、
また実際に仕事の中ですでにけっこう活かしているということにも気づきます。
40歳を過ぎるまでこれに気づかずに生きてきたのはもったいなかったなあ、と思います。

というわけで「ストレングス・ファインダー」はお奨めです。
本を全部読まなくてもいいけど、
とにかく本を買って「ストレングス・ファインダー」をやってみてください。
(古本では「ストレングス・ファインダー」をできないので注意!)
学生もみんなやってよかったと言います。
自分のキャリアを考えていく上でも、とても参考になるでしょう。
キャリア・カウンセリングのほうでもいろいろな心理テストを学びましたが、
(Y-G性格検査、適職診断検査CPS-J、MBTI、など)
「ストレングス・ファインダー」のほうが断然お奨めだと思います。
たぶん今どき、企業の人事・採用担当者でこの本のことを知らない人はいないので、
就職活動の時に「ストレングス・ファインダー」の結果をもとに自己PRすると、
先方に自分のことをわかってもらいやすくなると思われます。

勝間和代さんは私と同じ「着想」が強みらしいですが、
彼女の推薦のことばはこう↓でした。

「ぜひ、隠れた能力を見つけて、わくわくしてください」

ホントにわくわくできますよ

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