まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

池井戸潤小説のタイトル問題

2015-11-12 12:37:00 | お仕事のオキテ
昨日、『下町ロケット』 の話を書き、リンクを張るために自分のブログの過去記事を読み返していたら、

池井戸潤の小説のタイトルがわかりにくいという話を昨年書いていました。

あの大ヒットドラマ 『半沢直樹』 の原作小説のことです。

これです。



この2冊がドラマ 『半沢直樹』 の原作なんですよ。

知らなきゃゼッタイにわからないでしょ?

昨年のブログにはこんなふうに書いています。

「ドラマ 『半沢直樹』 の原作本があることを知りました。

 小説のタイトルは 『オレたちバブル入行組』 と 『オレたち花のバブル組』 ですよ。

 これが 『半沢直樹』 の原作とはまったくわからないじゃないですか。

 しかもどっちが1作目でどっちが2作目かもわかりませんよね?

 こうやって2冊並べられないかぎり、そもそも2冊が別の本だということすらわかりません。

 あのドラマも 『オレたちバブル入行組』 というタイトルだったら、

 あれほどの視聴率は取れなかったことでしょう。

 ホント、センスないよなあ。

 それに比べて 『半沢直樹』 っていうドラマのタイトルはいいと思います。

 小説のほうもドラマに合わせてタイトル変えちゃえばいいのに。

 『半沢直樹 1』、『半沢直樹 2』、『半沢直樹 3』 とかってしてくれたら、

 小説ももっと売れるんじゃないかと思うんですが…。

 せめて、第2作の 『オレたち花のバブル組』 はやめて、

 『ロスジェネの逆襲』 のように第1作とはかけ離れたタイトルにして、

 副題で 『オレたちバブル入行組 2』 と小さく入れるみたいにしてほしかったと思います。」

昨年の段階でここまで具体的にいろいろと提案していました。

で、たぶん池井戸潤氏本人か、文藝春秋社の担当編集者のいずれかが、

私のこのブログの提言を読んでくれたんだと思うんですよ。

このあいだ本屋に行ってみたら (『下町ロケット2』を見つけるよりも前のことです)、

こんなことになっていました。



カバーにちゃんと 『半沢直樹 1』、『半沢直樹 2』、『半沢直樹 3』 と記されているではありませんか

ですよねぇ。

やっぱりこうしてくれないとねぇ。

これで文庫本の売り上げが伸びたら文藝春秋社からはアイディア料をいただきたいものです。

きっと小学館の担当者もこの問題をわかっていて (ひょっとすると私のブログを読んで)、

池井戸氏から提示された 『下町人工心臓』 とか 『ガウディ計画』 というタイトルを突っ返して、

『下町ロケット2 ガウディ計画』 に改めたんではないでしょうか?

だとしたら小学館からもアイディア料をもらってもいいかもしれないなあ。

チキショー、全世界に無料公開されているブログに惜しげもなく書いてしまわないで、

『半沢直樹 1』、『半沢直樹 2』、『半沢直樹 3』 とか 『下町ロケット2』 とかで、

とっとと特許を取ってしまえばよかったなあ。

いや、特許はムリか、バルブシステムじゃないんだから。

でも登録商標ぐらいなら取れたんじゃないかなあ。

そうしたら今ごろ文藝春秋社や小学館が私の登録商標を買い取りに来てくれて、

ぼくはウハウハの成金生活を送れていたかもしれません。

黙って使われてしまったら神谷弁護士とかを雇って法廷闘争に持ち込んでもよかったし。

うーむ、せっかくの一攫千金のチャンスを逃してしまいました。

まあでも、愚直にまじめに面白い小説を書き続けている池井戸潤氏に対して、

ナカシマ工業のような卑劣な攻撃を仕掛けてはいけませんね。

勝手にアイディアを使われたことには目をつぶり、

池井戸潤氏の小説とドラマ 『下町ロケット』 の成功を陰ながら応援したいと思います。


P.S.
あっそうだ、『花咲舞が黙ってない1、2、3、4』 で登録商標取れないかなあ?


P.S.2
あっしまった、また登録商標取る前にブログに書いてしまった

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