まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

Q.男性が看護師になるということを先生はどう思いますか?

2014-04-16 17:08:22 | 哲学・倫理学ファック
以前はこういう質問ってなかったんですが、最近になってこの手の質問を受けるようになりました。

12期生は38名中3名が男子です。

12年経っても男子の比率はそれほど上がっていくわけでもなくずーっと横這い状態で、

したがって看護の仕事の門戸が男性にも開かれたといっても、

看護職のなかで男性はあいかわらず少数派の位置に置かれているのでしょう。

そんななかで生まれてきた質問なのかもしれません。

昨年の質問はこんな感じでしたね。

「Q.看護学校にいる男子ってどう思いますか?」

それに対しては以下のように答えさせていただきました。

「A.看護学校にいる男子だからといってどうということもなく、

   福島大学の男子学生と変わらない、ごくフツーの男の子たちなんだなあと思いました。」

今回の質問ですがもうちょっと一般的に、

「男性が看護師になることをどう思いますか」 となっています。

どうなんでしょう。

いまだに男性が看護師になることに関して偏見をもっている人っているのでしょうか?

バスやタクシーや電車の運転手など以前は男性の職業と決まっていたところに、

今ではどんどん女性が進出しつつあります。

女性の刑事というのが現実にどれくらいいるのか知りませんが、

小説やドラマの世界ではむしろ女性が主人公の警察もののほうが増えてきている気がします。

研究者や大学教員というのも一昔前は男性が圧倒的多数でしたが、

最近では小保方さんの騒動にも見られるようにリケジョもそれほど珍しくなくなってきました。

逆に保育士や幼稚園教諭など女性の仕事と思われていた職種に男性がどんどん進出しています。

美容師とかファッションデザイナーなどは一昔前はやはり女性の仕事だったような気もしますが、

とはいえだいぶ前から男性でもそれらの世界で名を馳せてる人は数多くいました。

そうしたことはとてもいいことだと私は思っています。

男性だから女性だからある職業に向いているということではなく、

その職業に向いている個人のある特性があるというだけの話だと思うのです。

男性でもクルマの運転が下手くそな人もいれば、女性でも子どもの相手が苦手な人もいます。

女性でも格闘技の強い人もいれば、男性でもファッションセンスに優れた人もいます。

看護師に要求されるケアの技術や細やかな心配り、観察力なども、

男だから女だからといったことに関係なく、得意な人は得意だし苦手な人は苦手なんでしょう。

ということで今回の答えは次のようにまとめておくことにいたします。

A.男性が看護師になることに関して私は特にどうとも思わず、当たり前のことと考えています。

  男性・女性関係なく看護師になるにふさわしい人に看護師になってもらいたいと思います。


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