まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

久しぶりのスゲロはガラガラ声

2015-03-12 13:29:10 | 飲んで幸せ・食べて幸せ
もう古い話になってしまいましたが、先月末の週末に東京に行って参りました。

研究生活史上サイコーに追い込まれているお仕事の一環です。

その日の研究発表を終えてもまったくやり遂げた感はなく、焦燥感が募る一方だったのですが、

あんまり根を詰めすぎても私の場合、はかどりネコさんに来てもらえるわけではないので、

翌日はいつもの 「スゲロ」 で息抜きをして参りました。

いつものと言ってもものすごい久しぶりです。

調べてみたら去年の4月以来でした。

この日も美味しくいろいろいただきました。

まずはこれ。



長崎 姫鯛のカルパッチョ セロリのアッシュ。

プリプリの姫鯛に、刻んだセロリとピンクペッパーがよく合います。

続いてこちら。



軽くグリルした桜マス ちぢみホウレン草のマリネ添え。

外側はパリパリですが、中はほとんどナマです。

載せられたケッパーのほんのりとした酸味とともにいただきます。

お次は定番。



早生たけのこのロースト アンチョビバターソース。

2月なのにもう春の味覚です。

次は初めていただく一品。



江戸前穴子とサフランの焼きリゾット。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、

サフラン味 (と色) のリゾットをおにぎり状に丸め、穴子を載せて焼いてあります。

これはあくまでも前菜の扱いです。

というか、この日はメインの肉や魚はあきらめて、前菜とパスタだけにしました。

前菜のシメはこちら。



金沢きすと山菜のフリットミスト。

きすで隠れて山菜がよく見えませんが、

これはもう山菜の天ぷらと言っても過言ではありません。

トリュフ入りのお塩でいただきました。

パスタは2皿注文しました。

ひとつはこちら。



タリオリーニ 白イカとルッコラのペペロンチーノ。

自分で作ってみたくなる美味しさですが、

この絶妙の味にするにはプロの業が必要なんだろうなあ。

ペペロンチーノは即決でしたが、もうひとつはどれにするか悩んだ挙げ句これにしました。



トレネッテ 牛舌と2色のアスパラのアラビアータ。

アラビアータに牛舌を入れるなんてゼッタイに素人には思い浮かばなかったと思うけど、

一度見てしまえば、こちらは何とか作れそうな気がしないでもありません。

ただこれも手打ちのトレネッテだからこそ、この味に仕上がっているんでしょうねぇ…。

というわけでこの日も至極の7皿を味わって幸せに浸ったのでした。



ところで。

この日は入店した瞬間にものすごくビックリしてしまいました。

シェフの佐志原さんの 「いらっしゃいませ」 の声が嗄れきっていたのです。

本人曰くオカマ声というくらいのガラガラ声でした。

どうしたのと聞いてみると、花粉症だって言うじゃないですか。

それでもっとビックリしてしまいました。

クシャミ、鼻水、目のかゆみとかなら聞いたことがありますが、

ノドに来る花粉症があるなんて知りませんでした。

しかも、その嗄れ方が本当に尋常ではないのです。

インフルエンザの人でもこんなになってる人を見たことないというくらいです。

真面目な料理の話とかをしていても、その声を聞くとつい脱力してしまいそうになります。

花粉の時期が終わるまで、しばらくシェフはこのままなのでしょうか?

このお店はシェフのトークも売りなのですから、早く治ってほしいものです。

最悪の体調のなかいつも通りの美味しい料理をごちそうさまでした