まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

『小さき声のカノン』 de てつがくカフェ@ふくしま特別編!

2015-03-02 12:30:55 | 哲学・倫理学ファック
いよいよ今度の土曜日は 「てつがくカフェ@ふくしま特別編5」 です。

てつがくカフェ@ふくしま特別編5
日時:2015年3月7日(土)
      13:30~15:40 『小さき声のカノン』 上映
      16:00~18:00 てつがくカフェ

場所:フォーラム福島5
ゲストスピーカー:鎌仲ひとみ (映画監督)
           牧野英二 (法政大学)


2011年の10月に初めての 「特別編」 を開催し、

その後は3月が来るたびに震災・原発事故後の福島をテーマとして開催してまいりました。

早いものであの日からもう丸4年が経とうとしています。

2011年の5月にスタートした 「てつがくカフェ@ふくしま」 も、

4年近い歴史を重ねてきたことになるわけです。

私たちは昨年から地域の宝とも言える映画館 「フォーラム福島」 さんと手を組んで、

「シネマ de てつがくカフェ」 を開催させていただいております。

というわけで今年の特別編5はフォーラム福島さんで、

シネマ de てつがくカフェの形態で開催することにしました。

ちょうどみごとなタイミングで、

あの鎌仲ひとみ監督の最新作 『小さき声のカノン ―選択する人々』 が封切られます。

『ヒバクシャ』、『六ヶ所村ラプソディー』、『ミツバチの羽音と地球の回転』 等々、

原発事故前からずっと核の問題を追及し続けてきた鎌仲監督が、

今度は福島に暮らす人々、放射線被曝と闘う人々の苦悩に迫る映画を完成させてくれました。

てつがくカフェ@ふくしま特別編で取り上げるにはうってつけの作品だと思います。

3月7日は公開初日ですが、東京での舞台挨拶のあと鎌仲監督が駆けつけてくださいます。

特別編の運営に最初から協力してくださっている法政大学の皆さんももちろん来福し、

昨年の特別編4と昨年末の多文化関係学会で登壇した牧野英二さんも、

ゲストスピーカーとして鎌仲監督とともに哲学的対話の先陣を切ってくださいます。

もちろんあくまでも哲学カフェですのでトークショーではなく、

お2人には先陣を切っていただくだけで、基本はいつも通り参加者の皆さんに語っていただきます。

福島でどう暮らすべきかというのは正解のない問題なだけに、

最近では思っていることを口にすることすらはばかられる雰囲気になりつつあるかもしれません。

てつがくカフェの場ではどんなことでも自由に発言することが可能です。

ぜひこの機会にふだん抑圧している日々の暮らしへの思いを吐露してみてください。