先週で前期の授業は終了しました。
「教育改善のための学生アンケート」 も集まりましたので、
ざっと前期の授業を振り返っておきたいと思います。
まずは大学院の必修授業 「地域文化創造特論」 です。
これがどんな授業なのかはこちらをご覧ください。
昨年は震災の影響により私と白石先生の2名で開講しましたが、
今年は本来の姿に戻って、人文地理学の初澤先生にも加わっていただき、
地域支援エキスパートの育成という色をより濃く出すことができました。
「教育改善のための学生アンケート」 の結果ですが、
まずは 「教員の授業に対する姿勢はよかったですか」。
観点として、授業の準備、授業への熱意、学生への対応等を評価していただきます。
これの5段階評価は4.76。
自由記述欄には以下のような書き込みがありました。
「3名の先生方はみんな自分のプライドを持って授業を行っていました。信念を持って、自分の専門分野に対する自信を感じました。」
「教員自身の研究分野と私たちの生活や将来についてを組み合わせた内容を講義して下さった。」
「社会に出てからの事も考えてくれている授業内容になっていました。大学院を卒業してからのことを考えられるようになりました。」
続いて、「教育の方法は適切でしたか」。
観点としては、質問への対応、発表・討論の機会、シラバスの記述内容等が挙げられています。
結果は4.65。
「一人の教員ではなく、三人の教員から文化創造について学べたため、様々な視点に触れることができた。」
「ワークシートやグループワークなど、ただ話を聞くだけでない授業で良かった。」
「発表、討論、レポートなど、社会に出てから必要な力が伸びた。」
次に 「授業の内容は適切でしたか」 に関してですが、
観点として、魅力あるトピック、教材・教科書の適切性、参考文献の提示、授業の進度、
シラバスに記述された目標の達成度等、さまざまな角度から授業内容を評価してもらいます。
評価は4.69でした。
「毎回の目標設定がはっきりしていた。」
「自分に身近なことが多くおもしろかった。」
「目からうろこばかりでした。」
「どれも生きる力というものにつながっていました。」
「非常に充実した内容で関心が持てた。専攻の理念にかなっている。」
最後の 「専攻の理念にかなっている」 という評価は、
この授業の構想に携わったものとして誠にうれしいかぎりです。
ただし、中には 「参考文献についてはほぼ無かったのが残念」 という指摘もありました。
そもそもこの授業全体で使えるような教科書や参考文献はあまり存在しないのですが、
本好きな院生諸君ですから、今後は教員各自がなにか参考文献を提示するようにしたいです。
最後に「総合的にみてこの授業に満足しましたか」 の質問です。
総合満足度は4.75。
上記3つの質問に対する評価はいずれも去年より下がっていたのですが、
総合満足度はほんのわずか上がっていましたので、さほど心配はないでしょう。
年により若干上下するのは避けられないことですし、
関係する教員の人数が増えればそれだけマイナス要因が多くなるはずのところ、
微減、微増ですんだということは喜ばしいことだと思います。
こんな自由記述がありました。
「自分はこれからどう生きていくべきか考える授業だった。」
「コミュニケーションの機会が多く、力が付いたと思う。」
「自分に足りない力をつけることができた。」
「他分野の講義を受けることが少ないのでとても参考になり、また楽しく授業を受けることができました。」
「教育改善のための学生アンケート」 とは別に、授業を振り返ってもらうためのワークシートに、
この授業全体を通してどのような力が付いたり伸びたりしたと思うかを書いてもらいました。
みんなこんなに学んでくれていたのかと思うくらい、小さい字でたくさん書いてくれていました。
「まず、他分野の人とグループになり、様々な意見を聞くことができたことで、自分の視野が広くなったと思う。『プロ』 という言葉の深い部分に入り込んで考えられ、自分が専門的に学んでいることへの意識が高まり、より意欲的に取り組めるようになった。これはコーチングともつながっていると思う。練習をして、本番でパフォーマンスをする。そして、自分の学んだことを相手にしっかりと伝える。今まで自分の行ってきたことを、根本的に振り返るきっかけになった。また、教えることの難しさを知り、学校やそれ以外の場所でも、言葉選びや動作を意識して、よりよくコミュニケーションを取れるように心掛けるようになれたと思う。」
「後世に伝えていかなければならない人間の 『文化』 がどのようなものか、1人の大人となるために必要な力とは何かを学ぶことができ、大人として生きていく力がより身に付くように意識して生活するようになりました。コーチングを学んだことで、コミュニケーションの力やバイトで後輩に指導する力が以前よりも伸びたと感じています。初澤先生の授業から、町おこしや土地の文化に対して関心が高まりました。この 『地域文化創造特論』 を通して自分の生活、コミュニケーション、土地の文化に対する意識が高くなり、物事を様々な面から考えられるようになりました。」
「普段話を聞く機会のない先生の話を聞くことで新たな言葉や新鮮な学びがあった。そういったことを通して思慮深く物事を考えるようになった。また自分の置かれている立場、置かれている状況についてきちんと認識しなければならないというように考えるようになった。疑問を持ったらそこから自分自身で課題解決していく力というものを意識するようになった。物事のルーツを辿ることに価値を見つけ、あらゆるものから自分の研究と重ね、考えを深めていけるようになったと感じられる。」
皆さんお疲れさまでした。
これからじょじょに自分の専門研究に没入していくことになると思いますが、
とはいえ来年の今頃は就活や教採に追われていることでしょう。
この授業で学んだことを意識しながら、カッコいいプロになっていってください!
「教育改善のための学生アンケート」 も集まりましたので、
ざっと前期の授業を振り返っておきたいと思います。
まずは大学院の必修授業 「地域文化創造特論」 です。
これがどんな授業なのかはこちらをご覧ください。
昨年は震災の影響により私と白石先生の2名で開講しましたが、
今年は本来の姿に戻って、人文地理学の初澤先生にも加わっていただき、
地域支援エキスパートの育成という色をより濃く出すことができました。
「教育改善のための学生アンケート」 の結果ですが、
まずは 「教員の授業に対する姿勢はよかったですか」。
観点として、授業の準備、授業への熱意、学生への対応等を評価していただきます。
これの5段階評価は4.76。
自由記述欄には以下のような書き込みがありました。
「3名の先生方はみんな自分のプライドを持って授業を行っていました。信念を持って、自分の専門分野に対する自信を感じました。」
「教員自身の研究分野と私たちの生活や将来についてを組み合わせた内容を講義して下さった。」
「社会に出てからの事も考えてくれている授業内容になっていました。大学院を卒業してからのことを考えられるようになりました。」
続いて、「教育の方法は適切でしたか」。
観点としては、質問への対応、発表・討論の機会、シラバスの記述内容等が挙げられています。
結果は4.65。
「一人の教員ではなく、三人の教員から文化創造について学べたため、様々な視点に触れることができた。」
「ワークシートやグループワークなど、ただ話を聞くだけでない授業で良かった。」
「発表、討論、レポートなど、社会に出てから必要な力が伸びた。」
次に 「授業の内容は適切でしたか」 に関してですが、
観点として、魅力あるトピック、教材・教科書の適切性、参考文献の提示、授業の進度、
シラバスに記述された目標の達成度等、さまざまな角度から授業内容を評価してもらいます。
評価は4.69でした。
「毎回の目標設定がはっきりしていた。」
「自分に身近なことが多くおもしろかった。」
「目からうろこばかりでした。」
「どれも生きる力というものにつながっていました。」
「非常に充実した内容で関心が持てた。専攻の理念にかなっている。」
最後の 「専攻の理念にかなっている」 という評価は、
この授業の構想に携わったものとして誠にうれしいかぎりです。
ただし、中には 「参考文献についてはほぼ無かったのが残念」 という指摘もありました。
そもそもこの授業全体で使えるような教科書や参考文献はあまり存在しないのですが、
本好きな院生諸君ですから、今後は教員各自がなにか参考文献を提示するようにしたいです。
最後に「総合的にみてこの授業に満足しましたか」 の質問です。
総合満足度は4.75。
上記3つの質問に対する評価はいずれも去年より下がっていたのですが、
総合満足度はほんのわずか上がっていましたので、さほど心配はないでしょう。
年により若干上下するのは避けられないことですし、
関係する教員の人数が増えればそれだけマイナス要因が多くなるはずのところ、
微減、微増ですんだということは喜ばしいことだと思います。
こんな自由記述がありました。
「自分はこれからどう生きていくべきか考える授業だった。」
「コミュニケーションの機会が多く、力が付いたと思う。」
「自分に足りない力をつけることができた。」
「他分野の講義を受けることが少ないのでとても参考になり、また楽しく授業を受けることができました。」
「教育改善のための学生アンケート」 とは別に、授業を振り返ってもらうためのワークシートに、
この授業全体を通してどのような力が付いたり伸びたりしたと思うかを書いてもらいました。
みんなこんなに学んでくれていたのかと思うくらい、小さい字でたくさん書いてくれていました。
「まず、他分野の人とグループになり、様々な意見を聞くことができたことで、自分の視野が広くなったと思う。『プロ』 という言葉の深い部分に入り込んで考えられ、自分が専門的に学んでいることへの意識が高まり、より意欲的に取り組めるようになった。これはコーチングともつながっていると思う。練習をして、本番でパフォーマンスをする。そして、自分の学んだことを相手にしっかりと伝える。今まで自分の行ってきたことを、根本的に振り返るきっかけになった。また、教えることの難しさを知り、学校やそれ以外の場所でも、言葉選びや動作を意識して、よりよくコミュニケーションを取れるように心掛けるようになれたと思う。」
「後世に伝えていかなければならない人間の 『文化』 がどのようなものか、1人の大人となるために必要な力とは何かを学ぶことができ、大人として生きていく力がより身に付くように意識して生活するようになりました。コーチングを学んだことで、コミュニケーションの力やバイトで後輩に指導する力が以前よりも伸びたと感じています。初澤先生の授業から、町おこしや土地の文化に対して関心が高まりました。この 『地域文化創造特論』 を通して自分の生活、コミュニケーション、土地の文化に対する意識が高くなり、物事を様々な面から考えられるようになりました。」
「普段話を聞く機会のない先生の話を聞くことで新たな言葉や新鮮な学びがあった。そういったことを通して思慮深く物事を考えるようになった。また自分の置かれている立場、置かれている状況についてきちんと認識しなければならないというように考えるようになった。疑問を持ったらそこから自分自身で課題解決していく力というものを意識するようになった。物事のルーツを辿ることに価値を見つけ、あらゆるものから自分の研究と重ね、考えを深めていけるようになったと感じられる。」
皆さんお疲れさまでした。
これからじょじょに自分の専門研究に没入していくことになると思いますが、
とはいえ来年の今頃は就活や教採に追われていることでしょう。
この授業で学んだことを意識しながら、カッコいいプロになっていってください!