八は鳩がモデルです。
ありがとうございました。
新潟大学名誉教授 岡田先生のブログからです。
巻 頭 言:コロナの時代は終わったのか?
オミクロン株は、感染の広がりが非常に速く、いくら注意し
ても、いつの間にか家庭の中に忍び込んでくるという感じで
す。一方、ほとんどの感染者が、無症状か軽症で済んでいる
のもまた事実です。
過日、私の周囲でも数十人の高齢者が相次いで感染するとい
う出来事がありました。救急車を呼んでも受け入れ先は見つ
からず、保健所に電話してもつながらず、結局、私一人で全
員を診療しなければならない状況になりました。
幸い、ほとんどの人が無症状か、せいぜい1~2日の発熱で回
復しました。中には、老衰が進行し看取り間近だったという
方がいて、PCR陽性のまま亡くなりましたが、決してそれ
が原因だったわけではありません。このような方々も、統計
上は「コロナ死」として発表されることになるのです。
症状がないまま隔離された高齢者は、認知症が進み、体力も
極端に低下していました。
ちょうど、飲み薬『モルノピラビル』がテレビで盛んに報じ
られていたころだったため、ご家族から強い要求があり、安
全性に問題がある薬と知りつつ処方せざるを得ませんでした。
服用中に副作用はなかったものの、必要性も感じられない薬
でした。
ワクチンも、オミクロン株には無効であることが証明されて
いますが、テレビでは相変わらず接種を強要するコメントば
かりです。
感染の拡大を防ぐため検査を繰り返し行いましたが、その都
度、異なった結果になることが多く、PCR検査や抗原検査
のあやふやさも実感しました。連日、テレビで報道される
「新規染者数」は、実態から大きくかけ離れていて、すでに
意味をなさない情報となっています。
オミクロン株は、「従来の新型コロナとはまったく異なる
ウイルス」と考えると、すべての辻褄が合うのです。新しい
変異株『デルタクロン』も報じられていますが、病原性は強
くありません。
そんな雰囲気の中、規制をすでに撤廃した国がある一方、日
本や中国はまだ大騒ぎの最中です。コロナの時代はそろそろ
終わりに近づいているのではないか、あるいは、少なくとも
恐怖心を煽るのはもう止めにして、発想を変えた対応が必要
ではないか、というのがエビデンスに基づいた私の中間まと
めです。皆さまのご意見をお待ちしています。