おじさん山伏です

修験道の修行から見た心の散歩です。
アイヌのアシリ・レラさんからの命名です。
「キムン・マタギ」になりました。

擬死体験 怖いよ? 大峯山の登拝その1

2012-12-05 | 日記








「西の覗き」 怖いですよ・・・
僕は、初めから興味深々で下が見えて楽しかった。・・・・不謹慎!!
一度、死んで新たな命を貰って
今日からがんばると心に決める修行です。

いよいよ大峯山登拝の山伏修行の話です。

伝統ある大峯山の講のひとつ。
大阪三郷の入峯修行の始まり始まり。

天王寺駅に朝6時30分に集合し、
大型バス1台で7時に洞川温泉の清浄大橋に向けて出発。

午前11時ごろに到着して昼食です。
途中、大川こんにゃく屋さんでトイレ休憩。
こんにゃくは、少しぴっりと辛くて美味しい。





戸開けの時に来て、お店に貼って貰うそうです。
今年の入峯修行の日時が書き込まれています。
どこの講が来ているのか良く分かります。
いいですね。自分たちを支えてくれた人たちと心の繋がりが持てます。



右から3番目の一番上が大阪三郷です。
発菩提心門をくぐった行者さんたち。
皆さん元気ハツラツ。





登拝の供養塔です。
過去帳が納められているものがあります。
昔は、修行を沢山を積んで講に実績のある人が納められます。
入峯のとき皆さんでお経を上げます。

これが、女人禁制のゲ-トです。
登山不参加者は、バスで母子堂から蛇の倉へ参拝です。



ここから登りで1時間ほどで「一本松茶屋」
一休みして次は、「お助け水」です。
30分ほどで「洞辻茶屋」です。









5月の連休に大嵐の中を吉野まで一人で下りました。
でも凄かった。あの経験は2度と無いでしょうね。

ブログに書きました。

いよいよ修行が始まります。
大阪三郷の90周年供養塔前で読経。



崖をくさりを頼りによじ登ります。
実は、僕の前の年配の方が、
足を滑らし、僕の頭の上にまともに落ちました。
もし僕がいなかったら下の落ちてけがをするところでした。
でも僕は、1週間ほど軽いむち打ち。



この岩山が、「鐘掛け岩」です。
最初に登ったとき疲れと恐怖で岩にしがみつき
先達さんの話も聞かなくてさんざん怒られました。





最後の登りでは、右足と左足を間違えると動きが取れなくなります。
普通と逆に足を運びます。





「お亀石」です。
新客さんは、右側の坂を杖をつかないで登ります。
疲れているとバランスを取るために杖をつきたくなります。

山を下って熊野まで続いていると言われています。

鹿島神宮の「要石」は地震を起こるのを押さえると言われています。

熊野には、「いわくら」と言って大きな石を崇めて祀っています。







大峯山は、頂上として狭いとろはありません。
こう言うなだらかなところもあります。
上の写真で、遠くに写っているのが宿坊です。

最後の等覚門をくぐります。
新客さんは、裏行場を修行して一人前にならなければ、
この門をくぐれません。
裏行場を終えると大峯山寺の本堂の横に下りてきます。
等覚門を通らないで本堂に参拝出来るようになっています。



もうあと一歩で山上です。





右奥に「ひみつの行者尊」をお参りします。
一般には参拝出来ませんが、講や護持院の修行の時に
特別に参拝できます。

「役行者(えんのぎょうじゃ)」像は、水鏡に写った自分の姿を
彫り上げたと言い伝えられています。
水晶の目玉は、参拝者のその時々の心の有様を反映して
見るたびに姿が変わって見えます。

宿坊東南院さんの役行者さんも
「怒っている顔」と「笑っている顔」に
見る人のそのときの心が反映されます。

実は、目は怒って 口は笑った顔で彫られています。
人間って面白いですね、自分の今感じている気持ちで
見るところが違っているのですね。



最初に、金峯山寺の体験修行に参加したときに
この道が千数百年続いていて
これから何百年も続いて行くのかと
思ったとき
「六根清浄」と唱えながら涙が止まりせんでした。

つづく

今日よりよりよい明日を

ありがとうござました。



















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