京急の地下鉄駅で「泉岳寺」という名前はいつも聞いていました。
赤穂義士たちのお墓参りに初めて行きました。
泉岳寺は、曹洞宗の禅寺。
渡り廊下の雰囲気は、どことなく鶴見の総持寺に似ています。
義士のお墓は皆さんが良くお参りに来られるように
きれいで、独特な雰囲気が立ちこめていました。
チベット密教では、墓地で奥義を伝えたと言います。
赤穂義士のお墓には、普通の墓地と違って
何かが語りかけてくる不思議な気持ちにさせられました。
胸が圧迫されるような「気」が充満していることを感じました。
赤穂義士の皆さん、ありがとう。
参道のお店やさん
甘酒をいただきました。
赤穂の塩まんじゅうは美味しいとか。
夕暮れ時、月が出ていました。
鐘の音がどことなく寂しさの中に響いていました。
子供の頃は、マンガで忠臣蔵を読んで
いじめに対して、幕府の取り締まりを
乗り越えて敵討ちをしたことにわくわくしたものでした。
でも、今は少し違っています。
浮世絵師「国芳」でも書きましたが、
禁令の世の中で自分たちの考えを貫き通した人たちへの
江戸庶民の喝采の声が聞こえて来るような気がしてきました。
人として大切なことを持ち続けて
新しい社会を築いていったのではないでしょうか。
その社会のうねりを感じます。
今日よりよりよい明日が来ますように
ありがとうございました。
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