新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月22日の出来事

2019-10-23 14:25:08 | コラム
辛い体調の一日だった:

既に告白したように低温・高湿度・低気圧に終日苛まれて終わった。昼間は何とか日本シリーズの試合終了まで持たせようと耐えていたが、とても辛抱できずに読売が2対6と致命的な差を付られたところで「もうこれ以上見ている価値無し」と判断して寝てしまった。そのような辛い日だった辺りを思い出してみよう。

即位の礼正殿の儀:
私は不勉強にしてこの荘厳な儀式について何ら語るべき知識も心得もなく、また上皇様がご即位の際に如何なる儀式があったかの記憶がなく、唯々「こういうものだったのか」と思いつつ、我が国にはこういう厳かというか神秘的でもある伝統的行事があったのかと感じながら、身体のあちこちの痛みと胃腸の変調に耐えてテレビ中継に見入っていた。このような儀式が招待された世界各国の首脳の目に如何に映るかを気にする論調が現れるだろうと思っていたが、矢張りその種の報道があったようだ。

私は外国人の感受性があの儀式どのように受け止めようと気にする必要などさらさらないと思っている。あれだけの数の国の方々を招待すれば、色々な受け止め方があって千差万別となるのが当然だ。私は外国がどのように我が国を理解しているかについては疑問な点があると、これまでの経験で認識している。それに、何か意見か感想の表明があっても、そこには多分に社交辞令的な要素が盛り込まれているので、採り上げる意味はほとんどないと言って良いとも考えている。

私が不可思議な現象だと感じたのは、小泉純一郎、森喜朗、福田赳夫の元総理が列席しておられたのは当然と理解しても、何故鳩山、菅、野田の元民主党政権時代の総理の姿が見えなかった点だった。招待客は宮内庁がお決めになるのかと思っていたし、共産党が出席を辞退したとは聞き及んでいた。だが、民主党の総理は辞退したのか否かは知らなかったので、意外の感にとらわれた次第だ。それに、王貞治の姿は見かけたが長嶋茂雄が不在なのも意外だった。両者ともプロ野球の功労者で国民栄誉賞を授かっていたではないか。長嶋茂雄は辞退したのか?

プロ野球の日本シリーズ:
午後6時過ぎに始まったこの野球を最後まで見る体力というか気力は残っていなかった。それでも、冷静に批評は出来ると思う。ソフトバンクホークスは余程読売巨人軍に対するスカウティングを徹底的にやって準備してきたようで、読売が杖とも柱とも頼っている坂本、丸、岡本を封じ込めたので、この3名の中から所謂「シリーズ男」なるものの反対の結果となる者が出てくるだろうと思わせられた。試合開始の時には「もしかして読売が勝つのかも」との閃きがあったが、見事に外れてしまった。

読売のゲームプランは誠に奇っ怪で、その責任を原辰徳に問うべきなのか、投手コーチの宮本和知なのか解らない。だが、先発にルキー(「ルーキー」は奇妙な読み方をしたカタカナ語である)のシーズン中に5勝7敗程度の実績の高橋優希を出したかと思えば、3回に亀井の見事にインサイド低めに見えた難しい投球を振り切って同点とした後に、実績がない高卒の戸郷翔征を出してきたのには驚いた。無茶苦茶だとしか思えなかった。戸郷と見た瞬間に「これは、原監督は捨て試合にする気か」としか解釈できなかった。案の定エラーもあって4点を献上して試合をぶち壊した。

実は、ここまでで寝てしまったのだが、9回の表に何故か目が覚めて読売の拙い走塁で折角のチャンスを逃す場面も見てしまった。増田大輝という年俸500万円の選手を代走に出したところ、4点を追っているテイームであることが解っていなかった模様で、捕逸に乗じて2塁まで走ったのは良かったが3塁を狙ってアウトになってしまった。あの場面では少なくとも走者を溜めるべき局面で、無理をして3塁まで行く必要などないのだ。第2戦でも9回に判断が悪い走塁があったが、野球をキチンと教え込んでいないのかと疑わせる拙い試合振りで、あれでは負けて当然だろう。

本23日にはシーズンの終盤に「これが本当に菅野か」と疑わざるを得ないほどフォームが崩れていた菅野を出して和田毅にぶつけるようだが、宮本和知は1回の表から救援投手を準備しておく方が無難かも知れない。昨夜も沢村という余り当てに出来ない投手が出来上がっていたかに見えたところに出してきたのが戸郷だったのだから、読売の中継ぎ投手陣の手薄は明らかだ。手薄にしてしまった責任はテレビタレントと化していた宮本と連れてきた原辰徳の責任ではないのか。亀井は兎も角、坂本、丸、岡本が余程奮起しないと無様な4連敗で今夜も早寝になってしまうかも。



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