新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

ゴーン氏のレバノンにおける記者会見

2020-01-09 15:25:19 | コラム
我が国で法廷で言えば良かっただけの内容:

本9日は朝から気分が優れずに、ボンヤリとテレビの報道を聞いていたけでこの時刻にまで至った。彼が何を言うかは既にFOXテレビのインタビューで告知されていたのだから、特に何と言う感想もない「矢張り中近東の人らしいな」と思わせてくれただけだった。聞いていて思いだしたことは「彼が保釈の後だったか何時だったかにも鳴り物を入れた予告後の記者会見をした際の主張と同じで、自分は無実である」と言いたかっただけに聞こえた。それならば、数十億円を投じて脱走するまでもなかったのではとも言いたくなった。


私の聞き漏らしかも知れないが、この最初の会見に触れた人がいなかったように聞いていた。ましてや、彼が招待した海外のメデイアでは、もっとその点に気が付いていなかっただろうと思う。しかしながら、良く考えてみるまでもないことで、わざわざ大勢の記者等を呼んで「私が悪う御座いました。私が日本国の法律に違反する行為をしました」と語る容疑者がいる訳がないので、「何を言うか」と固唾を呑んで待っていた向きがあるとすれば、間抜けな話だ。

彼は徹頭徹尾我が国の司法制度を悪し様に言うようだが、我が国は彼が選ばれてきた任地であり、そこに居住して巨額の報酬を得ている以上、その国の法を非難するのはフランスの有名校ご出身のエリート様がすることではないのではないか。昔からの言い慣わしに「悪法でも法は法」というのがある。それを守るのが良識あるはずの大企業の経営者ではないのか。(余計なことだが、私は何かと言えば「コンプライアンス」とカタカナ語を使いたがる意味が解らないのだ。)

これまでに私は何度か「外国人不信論」を唱え、彼らの頭脳の凄さとそこに含まれる我が国では考えられないような(高山正之氏が指摘するような)悪知恵や狡猾さと冷酷さを論じてきた。今回のゴーン氏の場合には、そこに常にサッカーで採り上げてきた中近東の諸国のテイームが犯す反則の小汚さと、時折見せる「大汚い」とでも形容したい悪質な犯則を思い出した。彼等は時間を空費させようと思えば、当たっても当たられてもいないにも拘わらずピッチに倒れ込んで、悶え苦しむ演技をするのだ。またレフェリーは「中東の笛」と呼ばれる偏った判定を平気でするのだ。

私が言いたいことは「ゴーン氏がこう言う範囲に入る人だと指摘もしたくなるが、外国人を無闇に尊敬したり、如何にも先進国から来た偉い方のように敬意を表する必要があるのか」という点である。ゴーン氏が我が国の司法制度を批判したければ勝手に批判させておけば良いだけで、何か有り難いことを言っておられたかのように、一緒になって我が国の制度を云々する輩がいるのが残念至極だと言っておきたい。



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