新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

アメリカ対イランの報復合戦か?

2020-01-09 15:55:19 | コラム
対イラン問題は小康状態にあるようで結構:

私はこの問題はアメリカとイランの出方次第では、それこそ世界全体が不安定になってしまう危険性が高いと見ていた。だが、幸いにも多くの専門家の先生方が屡々指摘される「トランプ大統領が打たれる政策というか手段は衝動的である」との姿勢が今回は全くなりを潜めて、落ち着いた態度で臨まれたのは大変に良かったと思っている。また、イラン側も外相が「戦争は望まない」と表明した通りの報復の仕方で、「一先ず沈静化した」と見て良いと考えた。取り敢えず結構なことだと言えるだろうが、これで全てが終わった訳ではないだろう。

私はこの穏やかな報復の仕方で終わろうと何だろうと、トランプ大統領の再選は未だ未だ安全圏内だろうと思っている。だが、彼の岩盤の支持層である非知識階層に属する者たちが、自分たちが住む州外であるイランとイラクでの出来事と、それに対するトランプ大統領の穏やかな対応を何処まで評価できるのかなと本気で疑っている。即ち、11月に迫ってきた選挙の為には、トランプ大統領は更なる手を打ってこられるのかなとも考えている。だが、それが如何なるものかなどは“unpredictable”である。



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