新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月18日 その2 げすの後知恵

2021-08-18 09:19:45 | コラム
今になって知恵が出てきた:

右往左往していたKordaのカタカナ表記問題だった。だが、落ち着きを取り戻してみれば、何もcordのように捻った例を挙げないでも簡単な例に、sportsやorderやcenterがあったではないかと、思いついたのだった。これらの単語は「スポルツ」、「オルダー」、「センテル」とは表記されていなかった。「ワード」だって“word”だが「ワルド」とはなっていないのだ。それなのに、あーそれなのに「コルダ」がまかり通っていたのだった。何処かのテレビ局か新聞社が間違っていたのか知らないが。

余談になるが、1970年に最初で最後にフィリピンに行った時の経験だった。あのフィリピン独得のスペイン語のアクセントが入った英語で「イノデルウオルズ」や「オルデル」を聞かされたときには混乱させられた。それらが“in other words“と“order”だと気が付くまでには、何秒か掛かってしまった。まさが、我が国でも「コルダ」のようにスペイン語訛りを導入しようとした訳でもあるまいにと思う。

銀行勤務でニューヨークとロンドン支店の次長だった級友は「現地では“r”をどう読み且つ発音するかに、常に迷わせられていた」と回顧していた。彼のように学業成績優秀者でもこうなることの原因が「我が国の英語教育の至らなさにあるのだ」と言えば、角が立つだろうか。




コメントを投稿