新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

やっと無情な長雨が終わるのか

2021-08-18 08:41:17 | コラム
長雨一過に思う事:

本18日は朝から快晴で、天気予報でも終日晴れとなっていた。だが、気温も30度と予測され、この朝8時前という時刻に、この室内では早くも空調で風だけ出している状態だ。尤も、西日本では未だ終わらないようだが。そこで、昨日までの雨降りに関して思い当たることがあるのだ。

無念の東海大菅生高校:
一つは甲子園の野球の第一試合だった大阪桐蔭高校対東海大菅生高校の「コールドゲーム」になったことの関連である。私はあの長雨で試合日程が消化できていない状態で、しかも豪雨の予報が出ている条件下で朝の試合を強行せざるを得なかった大会本部か、高野連か、朝日新聞社の心中が解らないとまでは言わないが、試合をやらせた判断が適切かどうかと言えば、大いに疑問だったと思っている。

私はこの試合は雨で中断されているところから、チャンネルを合わせたのだった。そこで「今日試合をやらせていたのか」と驚かされた。如何に甲子園のグラウンド整備の技術が優れていても、あの降りでしかも内野に芝生がない野球場では、試合開始と続行は無理な相談だったというのが、偽らざる感想である。

甲子園が何故未だに全面的に芝生にしないのか知らないが、内野が芝生だったならば、あの東海大菅生の好機の時に無情とも言える「試合終了」宣告をしないで済んだのではないのか。または、前日中に開始時刻を1時間でも繰り上げておけば・・・ということだ。乃至は全試合順延だって出来たはずに思えるのだ。

自慢話めいた経験談だ恐縮だが、私はあの甲子園球場のグラウンドに降りて、外野から建物の中まで歩いたことがある。学生たちからも聞いていたが、その芝生の質は非常に優れているし、ファウルグラウンドの砂地の整備も極めて良く出来ていて感心した。という次第で「非常に良い球場だ」と言えるのだ。何故降りられたかと言えば「甲子園ボウル」のお陰で、一度グラウンドの上に特設スタンドが設けられたことがあったからだ。決して野球を見に行った訳でもなかった。

コールドゲームって英語?:
次に思い当たるのが「コールドゲーム」という表現だ。そのまま英語で表現すると“called game”となる。決して、“cold game”ではないようなのだ。辞書や英辞郎やWeblio等の例文には“The umpire called game.”として「審判が試合終了を宣告」とある。更に、我が国では審判が右手を挙げて「ゲーム」と叫んで試合終了で、昨日も雨中で審判員がそうしていた。即ち、「ゲーム」が「コール」されたのだった。何となく「コールドゲーム」は我が国で創造されたカタカナ語のように思えるが、色々と検索してみた限りでは、アメリカでも“called game”というらしい。

また、“Game is over.”というのだともあった。だが、私には未だ良く解っていない。30年ほど前だったならば、周囲に幾らでもいるアメリカ人に尋ねてみれば正解を得られたのだろうが、引退して27年も経ってしまっている。泣き言のようなことを言えば「我が国で片仮名で表記されている野球用語の大部分は和製語であって、アメリカでは使われていないもの」なのだ。だが、この「コールドゲーム」のように、どうやらアメリカでも通用するかのような言葉もあるようでややこしい。という次第で、この辺りで“Game is over.”としよう。



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