新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月6日 その2 ここだけの話ですが

2016-08-06 09:04:55 | コラム
実は私の英語論は歓迎されていないようで:

このところ、連続して私の英語論を展開し、我が国の英語教育の問題点というか至らなさを指摘しました。するとどうでしょう。予想通りにアクセスが右肩下がりになってしまいました。以前から「少数派の英語論と英語教育論」であると言ってきましたが、繰り返し論じてきても一向に承認されないのです。残念です。

考え方はいくつかあるでしょうが、先ずは「こいつは何を言っているのか。我が国の優れた学校教育の英語を否定するだけではなく批判するとは身の程知らずだ」という辺りを思い浮かべます。次は「こいつの言うことはサッパリ解らない。単なる経験論か理想論に過ぎず、こんな奴の言うことを聞いて英語力が向上することはないだろう」が来るのかなと思うのです。

これらの二つは我が国の「科学として英語教育」を信じておられ、TOEICや英検等で立派な成績を残すことがグローバル化の時代に最適の英語力だ」と信じておられる方の素直なご意見だと思います。それは「私が主張するような勉強法では、学校の試験や大学や入試センター等で直ちに効果が表れるのかとの疑問を持たれるのはごく自然な現象だ」と心得ているからです。試みることなく非難や批判されても困ります。

そこで、そう言いたい方々に先日紹介した「英語ペラペラ」と覚しき方の英語をあらためて載せますので、この語りの文法的な誤りを正すことに挑戦して頂いたら如何かなと思うのです。その意味は「我が国の英語教育の中心にある文法をどれほど正確に身につけておられたか」が見える問題なのです。何度も言ってきましたが「文法を無視した英語は少なくともインテリではない」と見なされる世界がアメリカにもUKにもあります。

次の段階では、この語り手が言いたかったことを良い英語で正確且つ解りやすい綺麗な文章で言い直すことにも挑んで頂きたいとの問題です。これはこの語り手が何を言いたかったのかを読み取って頂きたいのです。一つだけ解説しておきますと、文法的な誤り誤りではないのですが、多用されていた”you know”は決して貴方が「有能」である事を示すものではなく非インテリだと告白するような表現だということを確認しておきます。これを会話の中で使うべきではないという意味です。

"Every years, I take vacation two months, you know. I go Europe with family , you know. Nowadays, children become big and go to school and cannot stay long, you know. So, we don’t go and wife complain and become angry."


「通じれば多少の文法的なことには目をつぶろう」と考えるか、いや「俺は格調高く品格のある支配階層の英語を目指して努力し続ける」等々の目標の中から、何れを選ばれるかは、英語を学ぼうとする方の選択であって、私の介入することではありません。だが、私は文科省の方針は断固として否定し批判します「あなた方は国民の英語力を世界の笑いものにする気か」と言って。



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