新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

「サーシャ・コーチ」とは

2019-02-13 07:54:49 | コラム
今度は大坂なおみさんが:

昨12日にはマスコミは池江璃花子さんの白血病の件で持ちきりだったが、その最中に今度は大坂なおみさんが Sacha Bajin コーチとの間柄を解消した旨が報じられ、また一騒動だった。このコーチは大坂さんの精神面(「メンタル」何て半端なカタカナ語は使わないよ)の強化に専念し、4大大会のうちの2大会での連続優勝の最大の貢献者として扱われてきた。そのコーチが突如辞めるというのだから、確かに一大事だろうが、報道では「そこに如何なる理由か背景があったのか」には触れていない。後任も取り沙汰されていないようだ。

私は折角あの地位までに短期間に上り詰めたまで大坂さんのこれからにとっては、信頼すべき後任のコーチ役の人物は必要であろうと思っている。あの彼女のTwitterだけでは全く説明不足で疑問ばかりで、やや不安感が残る。それよりも私が「これは?」と感じたのは“I will no longer play together with ~.”とあったところだ。私は“no longer”では「もうこれ以上は」という極めて冷めた突き放したような言い方だろうと思っている。

もっと他に「彼とは契約を解消することで合意した」であるとか「契約を終えることにした」といった言い方があると思うが、それを言わずにぶっきらぼうに“no longer”では「では何か言いたくない事情でもあるのか」と解釈したくなるのだ。だが、この件は何れ時間が解決するだろうと考えることにした。

そこで、矢張り英語関連の講釈をしておきたくなった件がある。それは、先ず何局かで Sacha Bajin を「サーシャ・コーチ」と呼んでいたことだ。「サーシャ」は少なくともファーストネームであってその後に「さん」を付けるのは欧米との名前における違いが解っていなくて恥ずかしいのだ。呼ぶならば、ドイツ式ならば「バイン・コーチ」で、アメリカ式に読めば「ベイジン」か「バイジン」だろう。確かNHKは「ベイジン」とアメリカ式を採っていた。

なお、Wikipediaによれば正式なファーストネームは「アレキサンダー」のようだ。テレビ局も新聞社もそれくらい調べて「特派員」も置いているのだろうから、現地で Sacha Bajinさんに「貴方の名字は正確には何と読めば良いのですか」くらいは尋ねれば良いこと。



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