新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

カタカナ語を採り上げれば

2014-07-16 07:37:44 | コラム
アメリカと英国の映画の英語の原題は "Edge of Tomorrow" だった:

今回もまた揚げ足取りに近い。昨15日に久し振りに有楽町に出て映画館(なのだろう)の切符売り場を見ると、評判の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」がかかっていた。しかし原題は "Edge of Tomorrow" だった。

実は、邦題を英語にすると"All you need is kill" となって文法的に違和感があるので、一寸変だなと思ってはいた。だが問題にするまでもないことと思っていた。だが、"Edge of Tomorrow" とあっては、早速 Wikipedia に伺いを立ててみた。

すると、元はと言えば桜坂洋(同胞のようである)という作家のライトノベルを米英合同で映画化したらしいと知り得た。「そうであれば、英語風の日本語の原題の文法に違和感を覚えたのもアリか」と納得してしまった。

屁理屈を言えば「イズ・キル」の間に「トゥ」= "to" が入った方が据わりが良いのだ。ないしは「キリング」= "killing" でも良いかも知れない。しかし、"kill" の名詞形である「獲物」という意味で使われていれば、私のとんだ誤解であって、小説も読まないで批判したことを桜坂氏にお詫びせねばなるまい。大体からして、映画の題名にけちを付けるなどは野暮だと反省。


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