湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

最後の賢治島探検記

2011-06-14 | 畑中さんのこと。
大好きなお芝居です。
出来るなら連日通いつめたいくらい好き。
でも残念ながら今回はこれで見納め。

そんなこんなな6/13(月)19:00の回。
始まる前から胸いっぱいで、なんていうか。
その時代知らないですけど、(ゲゲゲとか二十世紀少年でみた)
昔の街角にやってくる紙芝居を待つ子供のような気持ちでしょうか。
しかもこの紙芝居、大きいし、中身動くし飛び出すし
笑わせてくれるし、歌っちゃうし、泣かされちゃうし、考えさせられるし。

子供に見せたいなぁ、と思いましたが、子供いないので、
なので、母に見せたいなと思った。
見せたいです。また東京でも再演してください。ぜしに。

そしてこの回は4月に病に倒れた西川さんの復帰公演でもありました。
待ちわびていた人の登場が、まさか。あそことは。
ラストの宮澤先生かなぁなんてぼんやりと思っていたのですけど
ゴーシュが終わり、「風の転校生」が始まり
幕がするすると上がって西川さんが西川浩二郎のお着物姿で登場した時は
本当にわぁーって。頭空っぽになって。
嬉しいとかそんな風に言葉にする間も無く、嬉しい気持ちが体全体を包んで
浮いたような、くにゃくにゃに溶けたような感じでした。
生身の西川さんの声を聞いて笑顔みられて嬉しかった。
立ち去る時の背中のたすきのせつないが、まぶしい。

たぶん、会場にいる他の人も、同じ舞台にたっている役者さん達も
ごみ箱たいこ持って劇場通路の後ろの方で叩いてる畑中さんも
みんなみんな西川さん見て嬉しい気持ちでいっぱいだったろうなぁ
なんかものっすごいきらきらしたエネルギーにあふれてた気がする。
そして、この時って太鼓持って通路でてる役者さんて舞台でていながら
ちょっとの間だけど自分たちの舞台を観られてるんだなと思ったりした。
あっという間に歌が終わって、ほんとにもう終わり? な気持ちでしたよ。
もっともっと見ていたかった。聞きたかった。でも次がある。

後は細かい覚書。
坂口さん日曜の夜だけ一列目の真横だったけど、昨日と金曜は3.4列目くらいの登場。
畑中さんも通常バージョンの12と13の間通って舞台へ。
石川さんの泡盛が、沖縄物産展終わっちゃったので芋焼酎に変わってた。
聞き取れなかった大内さんの台詞「實川ラブか?」だったのね。
「どんぐり」正面から観たら面白さ倍増。
どんぐりーあんぐりーの登場から林貴子ちゃん釘付けです。
他の二人もいいんだけど。もう、なに、あの可愛さ。
もぎ取られた帽子を必死でかぶって(しかも髪乱れてるし)シャキーンする姿。
あんなどんぐりいたら連れて帰りたいよ。
シャキーンって目覚まし代わりによろしいかと。相当うるさいか。
次回公演も楽しみにしてます。
初めて見た時に真柴さんに似てるなぁと思ってたので、ナツヤスミ語辞典であの役やらないかなぁ。
石川さんの椅子。椅子? 「道は大へん急な坂になりました。」のとこかな?
坂口さんが小さい椅子を二つだして、石川さんがその椅子を伝って歩くところで
少し背の高い椅子を、少し遠くに差し出す。
日曜の夜の回は「もうちょっとこっちにお願いします」と石川さんが言って
坂口さんがちょっと問答したあと、押し出してあげたんだけど、
昨日は石川さんがムリムリ足を伸ばして渡ったもんだから
坂口さんが慌てて押さえてた。なんかその場その場の生身っぽさがよい賢治島
そして正面から見た坂口さんの山猫の素敵さ。椅子の上にばばーんと登場した時の目。
山猫様だわ。ラストの幕の後ろから姿を見せるのもね。
最後の最後にきれいな夕焼けを見たような気持ち
本日の選択は「どんぐり一升と疲れない身体」
石川さんの一郎は大きな声でどんぐりを選んでましたけど、大笑いでございました。

リコーダー。畑中さんの笛曲は「笑点」でしたのね。

つづく、かな。

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