湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

さよならの佐々木

2011-05-26 | 畑中さんのこと。
好きなとこ思いつくまま。

銃を取り上げるとこ。
千葉に「電話かければ、出ないと思うけど」と電話をかけるよう唆しておいて
電話をかける時に置いた銃を、ほんっとにうわぁぁというタイミングで手に取るのだ。
目の前の男が仲間から敵に入れ替わる、血が下がる、瞬間。
ずるずると音を立てて引き寄せ、構える。銃を引摺る重そうな腕、だるそうな仕草。
すごく好き。ぞわぞわする。

よろこび大爆発のシーン。
はぐれた長谷川が戻ってきて、みんなでわぁあーっと囲んではしゃぐシーン。
もう感情全開なところ。
その前の見失った時の色のない表情も合わせて好き。
答える前に笑うところも、ここで笑う! という空っぽでやけな感じも。

森の銃を見せてくれと言われて、どうぞ。と言うまでの間。
あそこは千葉を殺すか(まだ青木もいるし)、銃を渡すかの葛藤シーンとして見てたので
背中しか見えないんだけど、スリリングで好き。
その後の、突きつけられた銃に手を挙げてから、銃口が自分から青木に移り
ゆっくり、ゆっくり下ろしていく時の身体の動きが好き。

「してたけど」
びっくり銃の話の時の、この台詞の言い方と笑い方。
ずるいぞ、その笑顔。

「今の今まで」も3回おんなじ台詞を違う言い回しで言う、あそこも好き。
キャラメルでは言わないような言葉、トーン、間合い。意地悪な顔つき。

伊藤との競り合い、
どけよ、お前がどいたらどくよ。
すんごい迫力で、ずれなしで。二人とも力いっぱいで。本気なとこ。

顔を撫でるところ。
オープニングで自分の顔を手のひらでなめるように撫でるところ。
突き出した顎、計画に対する緊張みたいなもの。

音楽に合わせた動作はどれもきれいでいい。
計画を勧める時の配られた用紙を受け取り、戻す腕。
携帯を取る時に屈む背中。
大久保に覗かれそうになって顎を反らして睨む顔。
伊藤との「約束事」のように手を何回か合わせる動作。
畑中さんが向ける銃口は客席には向いてない。
客席の外側なんだな。
大久保のあんたうんこ臭いは一回指さされたよ…

長谷川がカギを伊藤に預けて出ていった時の佐々木。
計画だと、長谷川がカギを持って出ていってればここで終わってたはずだったから。
どうする、どうする俺。ってすんごくたくさん考えてただろう佐々木。

「死神」
イラスト、見てみたい。

にやりのシーン。
宮下と銃突きつけあって、睨み合ったあと、カギを見せて笑うところ。
ゆぅっくりと唇を上げていく、のが好きだったんですけど。
席に寄っては伊藤の背中でまるっきり見えない回もあって、せつなかったわ。

逆にちょっとなぁというとこ。

妖精? のとこ。
なんつーか。ああ、まだ宮下のこと好きなんだなぁと感じたとこだったので。
まぁ、うん。妬けちゃうのだ。

ラスト、海に。一緒に行こうと手を差し出してれば、なんか違ったのかなぁ。
倒れた靴の、足を見ていて。佐々木死んじゃったなぁと思ってた。
以前どっかで言ってたやってみたい役「舞台上で死ぬ役」
これもそうなるのかな。

倒れても動かなくても、愛おしい物体だった佐々木。
さよならかぁ。また観たいな。
再演してくれないかな。DVDになってくれないかな。

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