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製作地 インドネシア・スラウェシ島 南スラウェシ州
製作年代(推定) 19世紀
民族名 サダン・トラジャ人
素材/技法 木綿、天然染料 / カード織(ダブルフェイスト織、経捩織)
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ルーペで三倍ほどに拡大して、やっと組織(文様構成)の細部が確認できるサダン・トラジャのカード織帯。手紡ぎ・天然色染めの木綿糸の準備から始まる手仕事の所産で、今では誰も同じものを再現することはできないであろう、失われし古(いにしえ)技術のものです。
肉眼で鑑賞できるレベルを超えており、このカード織に向けられた”装飾への意思”の第一義は、人に見せるためではなく、神(天)への祈りに類するものであろうことが推察されます。
トラジャ伝統建築(家屋トンコナン・貯蔵倉アラン)壁面装飾の意匠と符号する点が多く、織物が先にあったのか、壁面装飾が先にあったのか... 或いは遠い昔この地にもたらされたインド染織等に起源を有するものなのか... 想像はとまることがありません。
●サダン・カード織の意匠と符号点の多いトラジャ伝統建築の壁面装飾
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(写真 インドネシア・スラウェシ島 タナ・トラジャ及びママサにて)