まりの膠原病、全身性エリテマトーデス、SLE日記

日焼け後の発疹、全身がだるい、蝶形紅斑、免疫異常、
関節痛、ループス腎炎、補体数値低下、抗DNA抗体数値上昇。

1・25(金) 晴 淵蓋蘇文(ヨンゲソムン) 第14話

2013-01-25 16:00:59 | Weblog

三国流転 立志編 vol7 第14話 避けられぬ圧力


先の随と高句麗の戦争で、新羅は随の側についたことをとがめるために、新羅に使節団を送る高句麗

京観(キョングアン)塔の落成式に出席するように圧力をかける。

新羅に高句麗の使節団に出くわした花郎の修練の帰り道の出来事。

ヨン・テス:本当に私の顔に見覚えはないか

ゲソムン:ありません。人違いではないでしょうか

テス:名はなんという

ゲソムンといいます

テス:実は私には生き別れた甥がいるのだ。
   生きていればお前くらいの年になっているはずだ









高句麗の使節団が新羅王宮チョンピョン王と謁見する会話





第26代チョンピョン新羅王:

   さて、国王陛下のお言葉を伺いたい

ヨン・テス:

   高句麗は、檀君朝鮮の後を継ぐ三韓の総領です
   新羅の兄というべき国なのです
   それなのに、随のヤン・ギョンと通じているとは
   国王陛下はこの件に関して伺いたいと

新羅の臣下:随と通じているなどもってのほか

ヨン・テス:

   西土(ソト)で戦ってた時、我が軍を脅かしたではないか

☆西土(ソト):高句麗の西方・随

新羅の臣下:何を今さら、昔の話しだ

ヨン・テス:

   それは違う
   我が国と随との関係を知っていたはずだ
   それにも関わらず我が国の敵に味方した
   違いますか(アニグロッソ)
   我が国の鉄甲騎馬隊に阿利水を越えさせてもいいのです
   そうすれば、新羅の民が滅びるだけではない
   この王宮とて一瞬にして消し去れるのだ
   クァンゲト大王(19代高句麗王:公開土大王)は、かつて
   恩恵を与えたはず
   百済(ペクチェ)、倭国、伽耶(カヤ)の攻撃に対し
   5万もの兵で援護し新羅を助けた
   そこでネムル王は高句麗の属国として
   毎年、高句麗に進貢したはず
   お忘れですか
   我が国は、新羅が攻撃に遭えば、進んで手を差し伸べ救ってきた
   それなのに高句麗の敵に歩み寄っていくのですか

☆阿利水(アリス):漢江(ハンガン)

☆ネムル王:第17代新羅王

チョンピョン新羅王:

   そなたの王は勘違いされている
   かつての恩を忘れるはずはないとお伝えするように

ヨン・テス:

   国王陛下は隋軍に圧勝した記念として、遼河に京観(キョングアン)を建てました
   10月の祭天(チェチョン)には宴を開く予定です
   諸国の使者が祝いに駆けつけます
   新羅からも必ず使者を送るように陛下からの命令です
☆祭天(チェチョン):天を祭る日


---
高句麗(コグリョ)と新羅(シンラ)
後世、三韓を統一するものの
この時点では新羅が最も弱い国だった
クァンゲト大王が新羅を救ったのは西暦400年のこと
済(ペクチェ)、倭国、伽耶(カヤ)に攻撃された新羅を助けたのだ
クァンゲト大王は新羅の要請を受け、見事倭軍を壊滅させた
王を百済王宮で拘束したのである
こうして、新羅、百済、さらに倭国までが高句麗の影響を受けた
これらの国々を支配したのである。
---






チョンピョン新羅王:

   旅でお疲れになったことだろう
   臣下と話し合って返事をする
   伊食(イチャン)は宴を開いて使者をもてなせ
   では、おくつろぎください

☆伊食(イチャン):新羅 第2位の官位

新羅の臣下:陛下、申し訳ありません
      私どもの落ち度で陛下が侮辱されるとは


花郎(ファラン)の修練が終わるのを待っていたボヒはゲソムンを誘ってデートに出かけた。

ボヒ:あなたがどこの出身か聞かれるかと
   聞かれたら何と答えた?
   だけど、するどい目であなたを見つめてた
   半月の間、一切食事をしなかったのね

ゲソムン:なんとか耐えました
     先ほど食事を済ませたのでもう大丈夫です

ボヒ:みたでしょ?
   兄上とチョングアンヨ
   チョングアンニョに聞いたの
   兄上を慕っていると
   勇気があるわ

ゲソムン:なにがですか?

ボヒ:彼女は巫女よ
   純潔でいるべき身で思いを告げるなんて
   とても大胆だわ
   兄上も好きみたい
   本当に不思議ね

   なぜ人を好きになるのかしら

ゲソムン:夕日が美しいですね

ボヒ:私は?

ゲソムン:お嬢様も、美しい

ボヒ:無理に言わないで

   ゲソムンに腕抜きと革靴を作ったの
   肌着も縫ってる

ゲソムン:奥様が目にしたらお叱りになりますよ

ボヒ:毎日、真剣に何度も何度も考えたの
   どうしようかと
   ゲソムンをこんなに慕う気持ちをどうすれば

ゲソムン:お嬢様(アゲシイ)
     お嬢様を遠くから見つめていること、それが私の望みです
     私への未練はお忘れください。

ボヒ:そうね。
   そうできたら苦しまずに済む
   忘れられたら

ゲソムン:私が下男であることは変えられようもない事実です

ボヒ:母上も身分違いの父上と一緒に逃げたわ

ゲソムン:それとはわけが違います

ボヒ:きっと母上なら、2人で駆け落ちしても理解してくれるはずよ

ボヒ:どうぢても2人の仲を認めてもらえないのなら
   折を見て一緒に逃げ出しましょう
   なにもいらない
   一緒にいられるなら、すべてを捨てても構わない
   私、分かったの
   人を愛したら命も惜しくないって
   出発の準備をして
   両親のように逃げるの
   行き着いた先で子どもを産んで、家事や農作業に精をだすわ
   一緒に生きるの

ゲソムン:お嬢様。できるでしょうか
     決して許されぬことです

ボヒ:どうか恐れないで
   2人なら乗り越えられるはず








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