2023年09月23日（土）女子生徒へのセクハラ行為で府立高校の男性教師２人を懲戒免職処分 大阪府教委

体育の授業中に体を触る、
校内でキスやハグ 女子生徒へのセクハラ行為で府立高校の男性教師２人を懲戒免職処分 大阪府教委

大阪府教育委員会は、勤務先の高校で授業中に女子生徒の体を触るなどのセクハラ行為をしたなどとして、
男性教師２人を懲戒免職処分にしたと発表しました。
大阪府教委によりますと、府立高校に勤めていた男性教師（６０）は、２０２１年度から翌年度にかけ、
自身が受け持つ体育の授業中に、女子生徒の背中や太ももを触ったり顔と顔を近づけたりする
セクハラ行為を繰り返していたということです。
少なくとも９人の生徒が被害を訴えていて、中には週に２度ほどの頻度で体を触られていた生徒もいるといいます。
さらに生徒たちの被害が発覚した後、学校側による調査中に、被害生徒や保護者に対し
「（体を触られるのは）嫌ではなかったと説明しろ」などと、
圧力をかけるようなメッセージを送っていたことも判明しました。
一部の生徒は不登校になったといい、大阪府は２２日付でこの教師を懲戒免職処分としました。
教師は「（体を触るのは）コミュニケーションの一つで、
嫌がっているとは思わなかった」と説明しているということです。
ほかにも、別の府立高校に勤務していた男性教師（５０）は、
２０１７年夏ごろから在校生の女子生徒と交際し、
学校内でキスやハグなどをしていたといい、懲戒免職処分を受けました。
学校の調査に対し、「いけないことだと分かっていたが、
自分の感情を抑えることができなかった」と話しています。