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気ままに

大船での気ままな生活日誌

ど迫力 東慶寺の岩がらみ 

2008-06-03 17:01:47 | Weblog
東慶寺の岩がらみが特別公開になったというので、雨の中、観にいってきました。本堂のうしろの岩に這うように咲いているので、通常は見学できないのです。去年から花の時期に特別公開してるそうです。ボクはもちろん今回が初めてです。ど迫力にカンドーしました。

たった1本の木だそうです。これがその根元です。樹齢15年だそうです。


その1本から岩を這うように枝別れして(気根を出して付着するようです)、殖えていきます。すごい花の数でしょ。


岩肌いっぱいにさらに進みます。


先端はまだまだ進みたいといっているようです。すごいど迫力です。これは細かくみるより、全体を鑑賞するのがいいですね。つるアジサイを箱根や奥入瀬渓流でみましたが、ちょっとこれに似ていますが、この迫力にはとても敵いません。分類学的にも蔓アジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)とは違って、ユキノシタ科イワガラミ属だということです。


ちょっと、細かくもみてみたい。ズームアップ。花弁のような白のは、アジサイと同じ装飾花(ガク)です。


花の部分は両生花で、よくみるとおしべみたいのがみえます。ボクのデジカメではこれ以上アップできませんでした。



。。。。。

岩がらみの、あまりのうつくしさとど迫力に、カンドーしてしばらく呆然としていました。帰り際、もうすぐ、円覚寺の修行僧の方が来られますよ、とお寺の方が教えてくれました。本堂の門を出ると、黒の僧衣をつけられた修行僧の方がたくさんこちらに向かってきました。

そして本堂に入っていきました。

本堂の前で整列し、お経(般若心経でしょうか)をあげられていました。ろうろうとした、すばらしい合唱で、まさに”声明”でした。


修行僧の方はそのあと、渡り廊下に上がっていましたので、岩がらみをごらんになったのだと推察しました。

雨の中、東慶寺に出向いたかいがありました。すばらしい岩がらみの花を拝観でき、そして思いがけずありがたい”声明”まで聞かせていただき、大満足の午後でした。

6月2日(月)~13日(金)までの平日に限って、午前11時と午後1時、それぞれ1時間公開していますので、近くの方は是非、拝観してください。ぼくは咲き始めた岩たばこが見頃になる来週に、もう一度、ワイフと出向くつもりです。
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梅雨入りの日 フェイジョアの花

2008-06-03 07:14:37 | Weblog
水無月に入ったばかりなのに、もう梅雨入りだそうですね。珍しく、1日、家にいました。ワイフにあなたは遊びすぎ、たまには休暇(?)をとりなさいと命令され、それなら、図書館や美術館の休みの日が多い月曜日にしようと、遊びの休暇をとったわけです。

でも、今日は3時半から歯医者さんの予約があり(痛いわけではありません、一度歯医者さんにかかると定期検診がいつまでも続くのです;苦笑)、それを理由に外出しました。今日も歯の掃除程度と簡単に済み、雨の中でしたが、少し遠回りをして帰りました。

途中、女子大脇の公園で、あまりみかけない赤い花が咲いているのををみつけました。多くは蕾で、数輪の花咲きはじめていたのです。よくみると、赤いのは、おしべの花糸でした。4枚の花弁は外側が白く、内側が紫色とあでやかでした。どうも花弁が巻いたようになり(紫を内側に)、そのあと、反り返って、赤い花糸を目立させているようでした。たとえていうと、真っ赤なセーターと裏地が紫の(?)、白いスカートをはいたお嬢さん(中年でもいいですが)といったところでしょうか。

名札がついていて、”フェイジョア”とありました。そして、”南アメリカ原産の熱帯性果樹で初夏に紫色の花が咲きます。果実は甘く、パイナップルのような香りです。フトモモ科です”と説明文がありました。

花弁が巻く前は紫色が目立つので、”紫色の花”になっているのかな、色っぽいわけだ太腿科だ(笑)。秋に果実が実ったら、誰もみていない早朝散歩のとき、こっそりいただきましょう。

ボクのはじめての”日曜日”は、梅雨入り宣言の日で、フェイジョアちゃんとの出会いの日でもありました。





・・・・
以下追加です。今日の午後3時頃、そこを通りかかりましたら、一気に花の数が増えていました。そして、若い花、(花弁が巻かれない前の)の”紫色の花”(紫というより赤紫ですね)もありましたので撮ってきました。右側のは、ちょうど、若いお嬢さんと中年の(笑)、親子のお花が並んでいるところです。




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苔石段 

2008-06-02 13:45:06 | Weblog
美しき 苔石段に 春惜しむ

この星野立子さんの句を思い出し、晩春には必ず、ここの苔石段を訪れている。ただ、この妙法寺は平日は開けていないので、”サンデー毎日”派のぼくは、よほど注意していないと、見逃してしまうことになる。加えて、土日でも開けていないこともあるのだ。先々週の、土曜日の雨上がりの午後、ここを訪れたが、入り口の門は開いていたのだが(平日はそこも開けていない)、進めるのは本堂前までで、苔石段のある仁王門に向かう小径は竹の扉で閉ざされていた。前日からの雨で足もとがわるく(ここの裏山にのぼる道はすぐぬかるみになる)入山を中止したのかなとも思い、その日は残念ながら引き返した。

そして、1週間後の5月31日、まさに”晩春”のラストチャンスの日に、明月院の紫陽花の開花状況を調べたその足で、大町に向かった。その日も雨模様で、小雨が降ったり止んだりしていて、またあの竹の扉が行く手をふさいでいるのではないかと、一抹の不安はあった。

大町の静かな住宅街を抜けて、妙法寺への脇道に入ると、その前方に、入り口の門が開いているのがみえた。そして、前回は不在であった受付の方もいた。これで、間違いない、久し振りにあの苔石段に会えると、小躍りして向かった。

熊本の、細川家が建てたと伝えられる本堂にお参りをして、柏葉紫陽花の白花やシモツケの紫色の花が咲き始めた庭園内の小径に入り、仁王門に向かった。その道すがら、さて、あの苔石段はどうなっているのだろうか、ボクは心配で心配でたまらなかった。

というのは、昨夏の異常の暑さで苔が駄目になってしまったのではないかと思わせる光景を昨秋9月に目撃していたからだ。となりの安国論寺の境内の苔は生き生きとしていたのに、ここの苔石段には、どの石段にも苔が全くみえない、顕微鏡的には存在していたかもしれないが、肉眼的には皆無だったのだ。苔石段が消滅するかもしれない、そんな不安がぼくの心によぎったのだった。その後、この正月に訪れたときに、少しほっとした気分になった。産毛のような苔だったけれど、うっすらと石段のあちこちに姿をみせてくれていた。でもそれはまだ弱々しいものであった。育ってくれよと、祈るような気持ちであった。

仁王門をくぐり、そこから山上につづく苔石段を見上げる。そこからは石段の上面が見えないので、苔の生育の様子は十分わからない。でも石段の端に緑の苔が、どの段の端にもくっきりと張り付いているのが見え、うむ、これはいいぞ、いける、と思わせてくれた。

ぼくは、今は通行禁止になっている苔石段の、右側につくられた石段を登り始め、思わず小さな歓声をあげてしまった。少し登ると、苔石段の、仁王門側の下位段の上部があらわになり、そこに一面の苔緑を目にしたのだった。折から降り始めた小雨と周囲の木々に囲まれて、そこはうす暗かったけれど、たしかに、少し濃い緑の苔が石段を覆っていた。本当によくがんばって、ここまできたね、そんな気持ちで、ぼくは、傘をさすのも忘れ、しばらく佇んでその苔をみていた。

雨水と伏流水が一緒になって流れ落ちている、その石段をすべらないように登り、水戸家がつくったという法華堂の前にたどり着いた。雨が強くなってきたのでしばらく雨宿りした。目の前の、樹齢650年のソテツの樹ばかりがぼくの話相手で、ほか誰一人見当たらなかった。急に雨があがってきたので、ぼくはお堂を出て、苔石段の最上部の前に立った。ここが一番の苔石段のビューポイントなのだ。

苔緑は石段の下部から上部へ這い上がってきていたが、上の1/4ぐらいの段までで終わっていた。去年の今頃はたしか最上部まで這い上がっていたはずだから、やはり、昨年の夏の疲れがまだ残っているのだろう、と思った。でも良かった、ここまで回復して、とも思った。

下に降り、新石段の近くに建っている、星野立子さんの句碑の前に立った。
石碑に刻まれた ”美しき 苔石段に 春惜しむ” の句が、今年はとくにしみじみと感じられた。

・・・

苔石段




句碑


法華堂





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川岸の苔緑が輝いていた

2008-06-01 18:07:58 | Weblog
今朝の散歩で、桜並木(ボクがたびたび紹介している元松竹撮影所・開所記念樹)のある砂押川の川岸がびっちりと苔むしているのに気づいた。その川岸は、護岸工事でできたもので、数メートルの高さでだいぶ先まで続いている、コンクリートの壁なのだが、その壁一面に苔緑が輝いていた。輝いていた、というのは、その川はほぼ真東から真西に向かって流れていて、ちょうど朝日が東北東の方角から差し込んできて、緑の苔をあかあかと(みどりみどりと?)照らしていて、かつ北側の桜の上部の枝の影を苔緑に落としていた。

ぼくはあまりのうつくしさに、デジカメをとりに家に戻り、(いつもは携帯しているのだが、たまたま忘れていたのだ)出直して、そこで写真を撮った。朝日がもう少し上がってしまうと、苔緑の上のひかりと影が逃げてしまうと思い、急いだのだった。

それにしても、何故、今まで気づかなかったなのだろう、と思案した。ひとつは、先週、雨天がつづき一気に苔が繁茂してきたこと、そして、もうひとつは朝日の射し加減が頃合いのときにそこを通りかかったということ、だと自分なりに結論づけてみた。今日、実家に行き、母の園芸のちょっとした手伝いをして帰るときに、そこを又、通ってみたのだが、もう光りもなく、影ばかりで、朝とは全く異なる景色であった。ボクの二番目の仮説がはからずも証明された。

もちろんボクは木々の緑が大好きだが、苔の緑も木々のに負けず劣らず気に入っている。鎌倉のお寺にもよくみかける人工的な苔庭園もいいが、むしろ、なんでもないところに殖えた、自然の苔緑のうつくしさにはっとすることが多い。木とちがい、大地の上だけではなく、石や岩、木の幹等にも生まれ、そして育つ。こんどのように、人工のコンクリートさえ生息場所にしてしまうのだ。その生命力には驚くばかりだが、その緑のうつくしさにも驚いてしまう。

お天道様が傷ついた地球の修復に苔を差し向けているのではないか、と思ってしまう。傷口をみどりで覆い、そしてうつくしく緑に輝かせ、人間どもよ、みたか、とお天道様がぼくらに何かを問かけているのかもしれない。







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明月院 紫陽花情報ナノダ

2008-06-01 08:22:49 | Weblog
今日(5/31)、ボクはこの小雨模様の中、まだ見頃でないはずの北鎌倉の明月院の紫陽花をみに行ってしまったノダ。昨晩、ボクのソンケイする赤塚不二夫先生のテレビをみてからもう、頭は天才バカボンのパパになってしまって、口調までそうなってしまったのだ。これでいいのだ。はんたいのさんせいなのだ。



まだやっぱり紫陽花は早かったのだ。でもこれでいいのだ。紫陽花を白い花だと思えばいのだ。そうすれば、今が満開の見頃となるのだ。白鵬とおもえばいいのだ。青くなったら朝青龍とおもえばいいのだ。白と青が半々になったら、にらみ合いと思って拍手喝采すればいいのだ。これでいいのだ。あれ、”にらみあい”のギャグは、わてのブログで3回目だす。”使い回し”どす、のやんすでござんすなのでありんす。これは、はんたいのさんせいのいけないことであるのだ。某船場吉兆と同じでやんす。謝罪会見してマイクにはいらないように小声で注意しなければいけないことであるのだ。シェー




あ、空をみろ、鳥だ、いや違う、スーパーマンだ、いややっぱり鳥だ、カラスなのだ。巣をつくるために屋根の茅をひっこぬいているのだ。これはいけないことではないのであるのだ、おやごころなのだ。家にかえるとかわいい七つの子がいるのだ。おそまつ君は六つ子なのだ。なぜカラスは六つ子にしなかったのだ。それはカラスの勝手でしょなのだ。カラスなぜなくの?マリアカラスだからなのだ。オナシスの七つの浮気があるからなのだ。クヤシクヤシとなくんだよ。フンムシはコヤシコヤシとなくんだよ。モヤシモヤシと泣くのはラーメンなのだ。キヨシキヨシと泣くのは氷川丸なのだ。復活してよかったのだ。はちゃめちゃが天才バカボンの真髄なのだ。はんたいのさんせいなのだ。これでいいのだ。にゃろめ



モヤシラーメンと聞いたら、おなかがすいてきたのだ。バカ田大学の学生食堂のレバニライタメがたべたいのだ。この花はなつろうばいだす。まだ咲いていたんでやんすか。レバニライタメにサラダとして添えればうまいかもしれないダす。ほんまドす。これでいいのだ。きせのさとなのだ。いみふめいなのだ。レバニライタメ、夏ローバイ添えなのだ。



山門前のうつくしい苔みどりをみて正気に戻りました。
ここの青色一色の紫陽花がボクは好きです。今週末には見頃になるでしょうか。これからも、ときどき、ここの花情報をお知らせしたいと思います。裏庭の菖蒲苑もいいですね。まだ開いていませんでした。

赤塚不二夫さんは漫画の天才ですね。天才バカボンは漫画史に燦然と輝く傑作だそうです。おそ松君、ひみつのアッコちゃん、もよく知られている作品です。モーツアルトはほとんど修正なしに楽譜をかいたそうですが、赤塚さんも同様で、消しゴムを使ったのをみたことがないと一緒に仕事をしていた方が話していました。現在も無意識状態で入院されているとのことです。”もうねるのはあきたのだ、さあしごとだ、これでいいのだ”と飛び起きてこられることを祈りたいと思います。



枯山水の庭 さつきが咲いていました



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