おはようございます。昨日は逗子のホールで”フジコ・ヘミングの時間”を見る予定だった。それが台風余波で横須賀線が半日止まり、おじゃんとなってしまった。彼女は、60代後半でデビューし、80代になった今でも世界中で演奏活動を続けるピアニストである。”魂のピアニスト”と呼ばれ、年間約60本のコンサートをこなしているという。彼女の2年間を追い続けたドキュメント映画なのだ。父親はロシア系スウェーデン人、ゲオルギー・ヘミングで、ドイツ留学中のピアニスト大月投網子(母親)と結婚した。1937年に来日、日本郵船のポスターなどを制作していた。その後、家族を残して、スウェーデンに帰国してしまった。
さて、ゲオルギー・ヘミングの制作したポスターが、日本郵船歴史博物館で展示されている。横浜の港に近い日本郵船歴史博物館は何度も入っているが、今回は、特別展”図案家たちの足跡”のポスターの橋口五葉の美女に惹かれて入った(笑)。
しかし、五葉の作品は10点ほどあるが、ほとんどがパンフレットで、ポスターは”カレンダーを手にする女性”だけで、少し拍子抜けした。でも、小磯良平の作品もあったり、ゲオルギー・ヘミングの作品を見ることもでき、トータルとして満足した(笑)。
昔も今も企業の広報活動に欠かせないポスター。幅広い客層を対象にデザインされたそれらには絵画とは別の魅力があり、多くの図案家と呼ばれる人たちが関わってきました。日本郵船では戦前、広告係として図案家を雇ったり、ゲオルギー・ヘミングや里見宗次といった画家やデザイナーに依頼したりと、広告に力を注いでいました。特に図案家として雇われていた橋口五葉や戸田芳鐵、水谷仲吉はポスターに限らず、パンフレットや他の印刷物のデザインも数多く手がけています。本展示では日本郵船のポスターやカレンダーのデザインに関わった図案家たちに焦点を当て、彼らの作品と足跡を紹介します(サイトより)。
橋口五葉 ポスター”日本郵船株式会社/カレンダーを手にする女性”1913(大正2)年
里見宗次 カレンダー「NYK LINE」1936(昭和11)年
小磯良平 The three new sisiter ships N.Y.K/LINE
ゲオルギー・ヘミング around the world eastward with NYK line
日本郵船歴史博物館
この日は敬老の日、無料だった。得した気分。
この日は日本郵船系の人気豪華客船、飛鳥IIが入港していた。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
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