気ままに

大船での気ままな生活日誌

小保方晴子さんの新万能細胞

2014-01-31 10:18:17 | Weblog
小保方晴子さんの新万能細胞作成のニュースにはびっくりした。IPS細胞以上のものは当分、出ないだろうと思っていたら、こんどのは、なんとちょっとした刺激を与えるだけで、体細胞がリセット(初期化)されて、多能性細胞になるというのだから。IPS細胞は4つの遺伝子を組み込まなければならないが、こちらは、30分間ほど酸性(pH5.7)の溶液に漬けるだけでいいのだ。われわれ哺乳類の細胞が、こんな簡単に変わってしまっていいの!と生命科学者はそれこそ天地がひっくり返るような驚きだっただろう。また、再生治療などの応用面でも、このSTAP細胞の作出方法が簡単な上、癌化する可能性も少ないということでその発展が期待されているようだ。

こんな大発見をしたリーダーが30歳のリケジョだったことも驚きだ。一昔前なら、大先生のポスドクでこつこつ研究をしている身分であり、もし今回のような大発見があっても、手柄は大先生のものになっていただろう。今回は、共同研究なので、年長者も金魚の糞(爆)のようにくっついているが、堂々とした代表研究者となっている。念のため、NATURE電子版の論文をみたが、彼女はトップネームでコレスポンディングオーサーにもなっている。コレスポンディングはもう一人いて、ラストネームでハーバード大学の教授。だから、将来、ノーベル賞をもらう場合、彼女をはずすわけにはいかない、と安心したのデアル(笑)。

もうひとつ、びっくりしたのが、晴子さんが美人できさくな感じの、隣りのお姉ちゃんタイプだったこと。そして、実験室では割烹着というのがほほえましいし、かっこいい。まるで”ごちそうさん”の、割烹着姿の、め以子さんみたい。ちゃちゃちゃとお料理して、STAP(stimulus-triggered acquisition of pluripotency) 細胞をつくったんだろうな、という印象。これからは女性研究者は割烹着が主流になるかも。

もうひとつ、びっくりするほどのことではないが、学部では化学を専攻していたが、大学院では生物学に転進。これが成功した。でも人間、ときには初期化して、新たな人生を歩むのも、いいと思うよ。だって、ぼくらはもともと万能細胞だったんだから、なんだってできるんだ!



最初の投稿ではレフリーからこんなコメントでリジェクト。あなたは過去、何百年にわたる細胞生物学の歴史を愚弄している。それほどの大発見ということ。


可愛いリケジョ


論文
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