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気ままに

大船での気ままな生活日誌

吉田博・木版画展/自然への憧憬

2020-06-23 09:58:13 | Weblog

おはようございます。

先日、熱海のジャカランダを見に行ったとき、MOA美術館へ寄ってきた。熱海桜のときには国宝・紅白梅図屏風展だったが、この日の特別展は、没後70年・吉田博木版画展/自然への憧憬

吉田博(1876-1950)といえば、版画家として有名だが、ぼくは東博所蔵の油彩画の大作、”精華”(美女とライオンの絵)が好き。東博の平常展に展示されてもひときわ目を引く存在であった。油彩画家としても活躍していたが、1920年、新版画版元の渡辺庄三郎と出会い、木版画の出版を開始した。ときどき、展覧会等で彼の版画作品を見ていて、好印象を持っていたが、こうした大規模な回顧展ははじめて。MOAは写真撮影が可能なので。なるべくたくさん、気に入ったものをカメラに収めた。

吉田博は自然をこよなく愛し、どんな上手な絵も自然には敵わないと、なるべく写実的に描いた。旅と山が好きで世界中、日本中を歩き回り、それぞれの土地、山の風景を描いた。では、まず、世界の風景からご案内しましよう。

こんなふうに、ゆったりと、80点が展示されている。

海外の風景

レニア山 シアトル近郊の日系人からその土地の名をとりタコマ富士と呼ばれている。

グランドキャニオン ぼくも行ったことがある名勝。

ナイアガラ瀑布 ここも見た。豪快な風景。

エル・キャピタン ヨセミテ渓谷の花崗岩。つい訪ねた場所ばかり写真に撮ってしまう(笑)。

スイスのユングフラウ山 ここの登山電車で軽い高山病になった(汗)。

マッターホルン 素晴らしい山だった。

ベニスの運河 フィレンツェとセットで行った。素晴らしい水の都だった。

スフインクス 先頭のラクダに乗るのが博。エジプトは行っていない。 

ビルマのラングーンの金塔

蘇州(中国)

昌慶宮(韓国)

どの作品も、これが版画だということを忘れてしまうほどの精密さ。さて、長くなりましたので、ここらで、ちょっと一休み。次回は瀬戸内海の風景からご案内します。

常設展示の国宝。野々村仁清の色絵藤花文茶壷

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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