昨秋、東洋文庫ミュージアムのオープンのとき、六義園の紅葉見物とセットで訪ねた。今回は、六義園の枝垂れ桜見物とセットで再訪した。オープンのときは、オリエントホールには、プロ野球でいえば、ベストナイン級のラインナップで、東洋各地域のお宝が迎えてくれたが、今回はそれに比較すると知名度は落ちるものの、お宝であることには違いない。今回のメインテーマが”東インド会社とアジアの海賊”なので、それに関連した書物が並んでいる。”東インド諸島での海賊行為”、”中国の海賊に捕われたフランス女性”、”マラヤの海賊”などである。加えて、韓ドラの元祖とも言われている”春香伝”、ペルシャ天才詩人の”薔薇園”など、和書は ”新井白石遺書”、日本の中世末期に来日したキリシタンの宣教師たちのために、(ポルトガル式綴り字を基本とする)ローマ字書きによって出版された、”平家物語天草本”など。
そして、東洋文庫ミュージアムの華、モリソン書庫。ここを観るだけでも十分満足してしまう。今回は書庫に並ぶ、本の背文字を辿ってみたが、知っている本はひとつもなかった(汗)。何十年も一度も開かれなかった本も多数あるだろう。でも、どの本も、一言もしゃべらなくても、外見だけでその人の一生がわかってしまうような、威厳のある人物のようだった。展示本はシーボルトの植物、動物誌など博物学関係のもので、これも楽しめた。
ディスカバリールーム、回顧の道では、海賊関連の地図や資料が並んでいる。英国人が描いた”マカートニーを謁見する乾隆帝”、故宮博物院展でもお馴染みの、清の大皇帝の顔がおかしく描かれていた。英国全権大使を侮蔑したので仕返しの絵だ(笑)。岩崎文庫では、歌麿の浮世絵をみることができた。浮世絵の収集も多く、これからも随時、展示替えをするようだ。国宝も必ず展示され、今回は、”文選集注”。
さて、次回は六義園の紅葉見物までは延ばさず、つつじの花咲く頃にでも、来よう。
。。。。。
モリソン書庫

アジア図 (世界の中心、アムステルダムからみた)

祝祭の書

薔薇園

春香伝

平家物語天草本

歌麿

マカートニーを謁見する乾隆帝

チベットの大蔵経 綴じ方が面白い

国宝 文選集注

国宝認定書

そして、東洋文庫ミュージアムの華、モリソン書庫。ここを観るだけでも十分満足してしまう。今回は書庫に並ぶ、本の背文字を辿ってみたが、知っている本はひとつもなかった(汗)。何十年も一度も開かれなかった本も多数あるだろう。でも、どの本も、一言もしゃべらなくても、外見だけでその人の一生がわかってしまうような、威厳のある人物のようだった。展示本はシーボルトの植物、動物誌など博物学関係のもので、これも楽しめた。
ディスカバリールーム、回顧の道では、海賊関連の地図や資料が並んでいる。英国人が描いた”マカートニーを謁見する乾隆帝”、故宮博物院展でもお馴染みの、清の大皇帝の顔がおかしく描かれていた。英国全権大使を侮蔑したので仕返しの絵だ(笑)。岩崎文庫では、歌麿の浮世絵をみることができた。浮世絵の収集も多く、これからも随時、展示替えをするようだ。国宝も必ず展示され、今回は、”文選集注”。
さて、次回は六義園の紅葉見物までは延ばさず、つつじの花咲く頃にでも、来よう。
。。。。。
モリソン書庫

アジア図 (世界の中心、アムステルダムからみた)

祝祭の書

薔薇園

春香伝

平家物語天草本

歌麿

マカートニーを謁見する乾隆帝

チベットの大蔵経 綴じ方が面白い

国宝 文選集注

国宝認定書

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