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気ままに

大船での気ままな生活日誌

小京都 金沢

2012-09-08 09:19:08 | Weblog
金沢小旅行から帰って、もう1週間近くになるのに、まだ金沢のこと、わずかしか書いていないような気がする。毎日、新しい発見があるから、それをブログに綴っているうちに、過去のことはどんどん遠ざかってしまうわけ。だから、今日、はじめは、レーピン展のあとに観た、フジタ展のことを書くつもりだったけれど、急に気が変わって、金沢のことをダイジェスト版で書くことにした。

金沢は小京都と呼ばれる。全国に”小京都”と呼ばれる町が、何十とあるそうだが、金沢ほど京都らしい町は他にはないだろう、今度の旅でそう思った。たとえば、順不同にいうと、ひがし茶屋街は京都でいえば祇園の風情。近江町市場は京都でいえば、錦市場。加賀友禅は、西陣織りに対抗できる。古い町屋の風情もあちこちで。

では、おたずねしますが、京都といえばお寺どすが、金沢はどうどす? 寺町寺院群がござる。鴨川はなかっぺ? 浅野川と犀川を合わせれば負けんぜよ。賀茂の較べ馬はないだべ?金沢競馬場がごわす。さすがに、御所はないとちゃうか。碁(会)所はいくつもあるんよ。二条城は?こちらは百万石たい、金沢城。竜安寺や西芳寺のような名庭園はなかろう。なにをおっしゃりやす、兼六園さまがおるじゃがな。じゃがいもでも食って出直してこい、それにお前んとこにはない武家屋敷もあるたい。えへんえへん。

最後は喧嘩ごしになってしまいましたが、お互い、戦災も受けず、古い町並みが残ったこともあり、よく似ていることは確か。では写真で紹介します。

・・・・・

ひがし茶屋街。 金沢三大茶屋街のひとつ。往時は100軒を超す茶屋がお店を開いていたとのこと。商家の旦那が主なお客で、芸妓さんと対等の教養をもたないと相手にしてもらえなかった。もちろん一見さんお断り。勘定は言い値で後払い。武士はお客になれない。相当なお金持ちでないと茶屋遊びはできなかったようだ。仕出し屋から料理をとり、酒を供し、芸妓の舞や三弦などの遊芸を披露する。そして粋で贅沢なつくりの座敷。一度、お客になってみたい(笑)。

ひがし茶屋街


国指定重要文化財 ”志摩” 文政3年創立。典型的お茶屋の造りを残している。二階が客間で、町屋とは異なり押入れなど余計なものはない遊芸のための部屋。


客は床の間を背にして座る。壁の色は弁柄。


正面が演舞の間。


中庭もみえる。


かんざしや櫛


食器類


お茶屋文化館(旧中や)中やも文政3年創立(この年に茶屋がまとめられた)。


通常はこのような弁柄の色。


珍しく、紺色の壁。一瞬、ドビュッシー展の展示室の壁の色を想いだした。この部屋は、”美の壺”でも紹介されたらしい。


はじめは、こんなにあった茶屋。加賀百万石の城下町はすごかった。


芸妓さんがいっぱい(笑)


金沢ダイジェスト版にしようと思いましたが、お茶屋さんだけでやめにします。これから、遠出の予定ですので(汗)。
次回は市場にしようかな。おいしいお刺身だった。

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