おはようございます。
今日は1月11日とぼくの好きなぞろめの日。おめでたい日に早朝の満月の写真をと思っていたのだが、あいにくの雲空。でも、ほんの一瞬、東の空の雲間に満月のひとかけらを見ることができた。
おめでたいといえば、毎年、お正月に展示される三井記念美術館の国宝・雪松図。言わずと知れた円山応挙の最高傑作。
雪松図は六曲一双で右隻(上図)は堂々とした黒松に降り積もる雪。雪は和紙の地肌。左隻(下図)は二本の赤松に雪。いつ見ても、素晴らしい。
今年は雪松図を中心に、三井家が明治20年に京都御所(博覧会場)で明治天皇へ献茶されたときに使用した茶道具も展示されている。そのときに雪松図屏風も立てられたのだ。こんな風に。↓
当時の様子が偲ばれて、雪松図屏風がいつになく輝いていた。
さらに、茶室(国宝・如庵の写し)には国宝・志野茶碗・卯花墻が威厳を放っていた。
お正月らしい、おめでたい展覧会であった。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
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