こんばんわ。
浄明寺(地名)の重要文化財・一条恵観山荘を初めて訪れたのが、今年の6月。紫陽花の見頃の頃だった。もみじの木がたくさんあったので、次は是非、紅葉の季節にでもと思っていた。
鎌倉の紅葉もだいぶ遅れているので、あまり期待していなかった。浄明寺のバス停を下りて、バス通り沿いの山荘の庭園の紅葉が目に入った。これらばと、入り口へ向かう。

門前のもみじも程よく色づいていた。

入ってすぐの前庭にも見頃の紅葉が!


わくわくして、御幸門(天皇をお迎えするための門)へ。

一条恵観山荘前の紅葉も見事に色づいていた。

この山荘は、370年ほど前のもので、後陽成天皇の第九皇子であった一条恵観によって設営された。往時は京都西賀茂の緑の里山に建つ一条家別邸の離れだった。昭和34年に鎌倉のこの地に移築され、庭石や枯山水も往時の配置だそうだ。昭和39年には江戸初期の朝廷文化を今に伝える施設として国の重要文化財に指定される。同時代の建物としては、京都の桂離宮、修学院離宮がある。

恵観好みの枯山水庭園。


山荘は滑川沿いにある。

紅葉の小径。



ここで紅葉を眺めながら一休み。まるで京都で紅葉狩りしているよう。


喫茶室のガラス窓に写る紅葉

蟹ともみじ葉



とても、素晴らしい一条恵観山荘の紅葉だった。まだ、余り知られていないようで、とても静か。一週間後、今度は家内を連れてこよう。近くの浄妙寺、報国寺の紅葉がその頃には見頃になりそうだし。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
(鎌倉もみじ#3)