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気ままに

大船での気ままな生活日誌

湘南麦酒蔵で憩う

2006-11-16 18:54:33 | Weblog
相模線で茅ヶ崎から二つ目の香川駅で下りて6,7分も歩くと、そのお店に着きました。一度行ってみたいと思っていた、湘南ビールのビアレストランです。正確な名前は、MOKITI TRATTORIA (モキチ・トラットリア)で、茂吉(?)さんのイタリアンレストランという意味です。

開店と同時に入りました。中二階奥の、全体が見渡せる二人席に案内されました。天井が思い切り高く、開放感があり、天井にはヘリコプターの羽根のような、扇風機がゆっくり、ぐるりぐるりと回っています。壁は白で、そこに濃い茶色の古い木の板をたて、横にゆったりとした間隔で渡しています。壁の飾りもシンプルなものをさりげなく下げている程度です。床もテーブルも濃いめの茶色で統一され、全体にとても落ち着いた感じになっています。

はじめの印象では、どこかの古い民家を移築したのかなと思いました。ウェートレスさんに聞きましたら、ここの、大正時代の土蔵を改造したということでした。なるほどと思いました。向かい側の壁にはU字を逆さにした形の、大きなくりぬき窓があり、そこから外の陽光がふり注そぎ、木々の緑もみえます。とても雰囲気のあるダイニングルームです。

ワイフがテーブルをみて、これ机じゃないかしら、と言うのでよく見ると、引き出しまでついていて、本当に古い机でした、事務机です。隣のテーブルもそうでした。こういう空間で使うと、自然で、違和感が全くありません。嬉しくなって机をなでると、木のぬくもりとなつかしさを感じました。うしろを振り向くと、昔、小学校の音楽室にあったような古いオルガンが飾ってありました。その横には、原節子の映画に出てくるような時代のタイプライターもありました。ついほほえんでしまいます。

たちまち、中二階はお客さんでいっぱいになりました。人気があるのですね。頼んでおいた、湘南ビール、私の「ビター」とワイフの「ルビー」が、つまみの炒ったビール麦と一緒にきました。早速、口に含みます・・・飲み込みます・・・うま~い。本当においしいです。生まれたてのビールは本当にうまいです。札幌のビール園のもおしいですもんね。つい、ぐいぐいと飲んでしまいます。ワイフの方にまで手を出します。ルビーもうまいです。

ペアーセットを頼んだので、二人分きます。まず、サラダがたっぷりきます、嬉しい、私は男のくせにサラダが大好きです、毎朝、ワイフの倍くらいのサラダを食べる人です、今日も2:1の割合で取り皿に分けました。つぎにピザです、あさっりした味でおいしい、いかにも手作りの感じ、それからスパゲテー、トマトソース、カニ風味でおいしい。そして、柔らかいビール煮の豚肉とここ製のパンもおいしい。

食事の合間に、入り口に置いたあった、蔵元通信というパンフを広げてみました。今の経営者は、二代目で、はじめは、古くさいイメージをもっていたので、蔵を継ぐ気はなくアメリカに遊学していたそうです。旅行中に、地ビール醸造所のビアーレストランに入り、その明るい雰囲気に感動したそうです。うちの蔵もこうなれば、いいなとその時思ったそうです。しばらくして、蔵を閉めるとい連絡を受けます。そのとき、むらむらと蔵元の血が騒ぎ始め、再興を決心したそうです。そして新たな湘南ビールを開発し、そして念願のビアーレストランも開業し、現在に至りました。

「夏子の酒」みたいだね、言ったら、ワイフはすぐには思い出しませんでした。私はテレビドラマはあまり見ませんが、10年ぐらい前の、「夏子の酒」は欠かさずみていました。私が酒好きなことあるし、主演の和久井映見さんのフアンでもあったからです。東京に出ていた、造り酒屋の娘、夏子が、急逝した実家の兄のあとを継ぎ、兄の夢であった酒米・龍錦を使った酒造りに奮闘する物語でした。あのとき、萩原聖人も出演していたよ、それが、確か、結婚のきっかっけになったんだと言ったら、ワイフは、つまらないことをよく知っているね、と言った顔をして、デザートのケーキを食べていました。でも離婚してしまいましたね。最近、同じようなタイプの、私もフアンの竹内結子さんもあぶないようですね。

このレストランは、はじめ「湘南麦酒蔵」という名前だったそうです。現在のカタカナの名前より、ダイニングルームの雰囲気がよく出ていると思い、今日の記事のタイトルにも使いました。湘南麦酒蔵のレトロな雰囲気の中で、おいしいビールと食事、そしておしゃべりと、十分楽しませてもらいました。自家製のパンも買って帰りました。






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