本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

「オバサン論」「オバ道」

2007-03-18 00:25:44 | その他
「オバサン論」(大塚ひかり 著)
「オバ道」(神谷ちづ子 著)


どちらの本も著者が40代の時に書いたものだ。
40代というものはどうやら「オバサン」らしい・・・。



「オバサン論」の帯に書かれている言葉より

いいじゃん!

ガンバレ、オバサン。

オバサン化の恐怖に堂々と立ち向かい、
すべての女性に
勇気と希望を与える本格的論考。



「オバ道」の帯に書かれている言葉より

オバ道のススメ

かわいい嫁なんかやめた。
かわいい女もやめた。
そりゃあそうだ、オバサンに、いまさらかわいいもないではないか……
そうして自信と誇りを持って、今日も進むのである。
何を?って。
決まっているではないか。
正しいオバサンの生きる道、「オバ道」を、である。

オバ道は、素敵だ。



どちらの本も「オバサン」を肯定している。
「オバサン論」では、歴史的観点から「オバサン」というものを考察し、
「オバ道」では、具体的なオバサンの行動から「オバサン」というものの存在を考察している。



どちらも、頷けるところもあれば、いや、それはちょっと違うかも?と思うところもある。
まあ、一口に「オバサン」と言っても、百人いれば百通りの「オバサン」がいるっていうことだ。



結論を言えば、歳をとるってことを肯定的に考えよう!っていうことなのだと私は思っている。



「オバ道」でイタリア女性のことを書いていた。
彼女達は誰もが歳を取ることに、なんの不安も辛さも、抱いていないそうだ。



一部分を抜粋させて頂く。

歳を重ねる、ということは、大人の女になることで、より、魅力的になる、ということなのだ。
だから若けりゃいい、なんて誰も思わないし、回りの男たちも、社会も、中高年の女性たちに、敬意を持って接する。
本音はどうだか知らないが、少なくとも表向きは、「若い子がいい」なんて愚かな台詞は、口が裂けても使わないのだ。
だからイタリアのオバサンたちは、自信満々に生きている。
(中略)
それより大切なのは、自然を楽しむことであり、日光を浴びることなのだ。
素敵なドレスを着ることであり、楽しく時を過ごす、ということである。
そして夫がいて、家族がいて、友達がいて、みんなが私を愛している。
これらのものすべては、私が長年かけて自分のものにしてきたものなのよ。
そう彼女たちは、信じている。
だから微動だにしない。



こういう生き方って、いいよな~~って思う。
私も自信満々に生きたいね。


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