本の迷宮

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たかぎなおこ (うちの犬(ムク)知りませんか?)

2014-12-20 15:50:56 | 漫画家(た行)
一言で言えば<古き良き昭和の犬との思い出>っていう感じでしょうか。

作者自身の体験談のようですが、読んでいて、うちの長女と先代犬のチャーの姿と重なりまして、よく似ているって思い長女に読むようにすすめたところ、長女は先代犬のことを思い出して泣きながらこれを読んだようです。

長女とチャーは勿論、昭和時代ではないんですけどね。
我家のある田舎ではまだまだ昭和の雰囲気が残ってます。(ちょうどこの本の表紙のような所です)

近頃は<犬も猫も完全室内飼い>とよく言われますが、
我家の周辺では外飼いの犬はいくらでもいます。
室内飼いも外飼いも飼う環境や犬種でいろいろと変化があっていいのではないでしょうか。

かなり小さな犬とか暑さ寒さに弱い犬でなければ、
庭のある一軒家で周りには田畑や小川など緑がいっぱいで
車の通行も少なく、家族とつながりがあって犬と人間が楽しく暮らせているのなら
外飼いでも悪くはないのではないかと思います。

ついでに言うなら、この作品のムクは味噌汁ごはんだったけど、それで16歳まで生きて元気だったのだから高級なドッグフードではなくても十分いいのではないかとも思うんですよね。
まあ、人間の食べるものは塩分が多いとか玉ねぎは犬にはダメだとかいろいろありますけどね、あまり神経質すぎるのもどうなのかな~?って思うのですが、こんなことを思うのは私が昭和の女だからなんでしょうね。

そんなものを与えたらダメだ!っておしかりを受けそうですが、
私は普通のお値段ではありますがドッグフードをやってます。味噌汁ごはんは与えたことはありません。
とはいえ、私が子供の頃飼っていた犬はやっぱり味噌汁ごはんでした。
当時(昭和)はそれが普通だったんですよね。
家によっては外飼いどころか、鎖に繋がずに飼っていたところもありました。
でも、私の知っているその犬はかなり長生きしたし、人に攻撃的なことは全然しないとっても可愛い犬でした。

小学校にもよく野良犬がうろついていました。
でも、誰も追い出したりしませんでした。
私の学級集合写真にも子どもたちと一緒に写っている野良犬もいたぐらいです。
本当にあのころは野良犬に寛容な時代だったと思います。

あのころは何も不思議に思わなかったけれど、今考えてみると、避妊も去勢もしない野良犬たちが増えて増えて困ったという話を聞いたことがなかったのは、何故なのでしょうか?
避妊も去勢も飼い犬でさえしなかった時代です。
生まれてすぐの仔犬たちは誰かが捨てたり殺したりしていたのでしょうか?
フィラリアなどという病気も知らない人がほとんどだった時代だから数年で死んでしまっていたのでしょうか?

昭和の時代と平成では動物に対する考え方はかなり違ってきていると思いますが、
とにかく、すべての人間に飼われる犬や猫が幸せな人生(犬生?猫生?)を送ることが出来ればいいなって思います。


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