本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

大島やすいち (おやこ刑事)(原作:林律雄)

2009-09-24 10:48:53 | 漫画家(あ行)
久しぶりに読み返しました。
週刊少年サンデーに1977~1981まで掲載されてたっていうからもう30年も前になっちゃうんだね。

1話完結なので、多少物足りない気もするんだけど、
逆に言えば短いページ数できちんと話を纏め上げてるところがスゴイ。

絵も実に見やすくて今読んでも十分面白い。
たまにはこういうのを読み返すのもいいですね。

惣領冬実 (ES)

2009-09-15 13:20:35 | 漫画家(さ行)
SFラブサスペンスと言えばいいのかな?

不死身の遺伝子ESが組み込まれた遺伝子操作人間シュロは他人の脳に侵入し、瞬時に相手の情報を読み取り、自分に都合よく改竄する事が出来る。
シュロのクローンであるイザクは実験のために自分を生贄にしようとした人間に報復を開始しようとする。

人類に対して報復を行うっていう感じなのでスケールの大きなSF作品といえるのだろうけど、どうもイマイチ何か物足りない。
絵は綺麗だしストーリーも面白いのだけどね。
何か生活感がないっていうのかな?
部屋の中も町並みも整然としてゴミひとつ落ちていない。
もっと雑多でぐしゃぐしゃしてるのが本当の世界。
どうも創られた世界という感じがする。

ただ・・・
これをSF作品というよりも、<心>というものに重点を置いた作品として見るならば、この無機質で硬質な感じの世界もまた魅力的に思えてくる。

池上遼一 (赤い鳩アピル)(原作:小池一夫)

2009-09-09 19:29:46 | 漫画家(あ行)
例の如く義兄から貰ったのだけど、全3巻なのに1・2巻しかないのです。
結構面白いので続きが気になるところですが、買い揃えるよりも立ち読みをすることに決めました。(笑)

日本と古代ユダヤを結ぶ謎を追うという話なんですけどね、
新撰組隊士の沖田総司やら土方歳三なんかも絡んでます。

新撰組とユダヤ!?
奇想天外とでも言いましょうか、かなり強引な展開とでも言いましょうか、

ユニークかつ壮大な物語です。

ビッグ錠 (スーパーくいしん坊)(原作:牛次郎)

2009-09-04 10:44:28 | 漫画家(は行)
昔ビッグ錠と牛次郎のコンビで描いてた「包丁人味平」と同じノリの料理バトル漫画。
何か似たようなアイデアがあるように思うんだけど、同じ人が描いてるから盗作にはなりませんよね。(笑)

料理漫画には自分でも作れそうだなあ・・・って思えるものもあるけど、これは絶対に無理だろう!
って思うようなものもありますね。

「スーパーくいしん坊」は後者。(笑)

<火の玉チャーハン>なんて絶対に無理!

洗濯機でラーメンの麺を茹でるなんてメチャクチャな発想もあるけど・・・私は洗濯機(普通に衣服を洗濯していたもの)で茹でたラーメンは食べたくないなあ~!(爆)

森秀樹 (新・子連れ狼)(原作:小池一夫)(作画原案者:小島剛夕)

2009-09-02 18:47:04 | 漫画家(ま行)
これは2003年から2006年まで週刊ポスト(小学館)で連載されていたそうですが知りませんでした。

最近、ようやく漫画の本をいくらか処分しなければと思い片付けているんですが、その中にあったのがこれ。
残念ながら全巻そろってなくてあるのは1~3巻のみ。(しかも画像の本ではなくて廉価版というのでしょうか、雑誌のような装丁の本です)
以前、義兄から貰ったまままだ読んでなかったのです。

・・・で、読んでみたのですが、なかなか面白い。
続きを買い揃えるべきか?・・・とちょっと悩んだんですけどね、
そういうことをすると減るどころか増えてしまうじゃないですか!!!
と、思いなおしてやはり処分することにしましたが・・・。

あ~、処分する本は送料さえ負担して頂けるなら無料で差し上げてもいいんですが、全巻揃ってないものや、廉価版が多いのでいい本はないんですよね~。


大五郎はちょっとずつ成長してるんですね。
肉体的にも精神的にも・・・。
これは大五郎の成長物語とも読めるのかな?(まだラストまで読んでないのですが)

昔「子連れ狼」が大ヒットしてた頃と現在では時代がかなり変化しているけど、
ひたすら大真面目に冥府魔道を歩むといった時代劇は今でも人気があるのでしょうか?
読者年齢は中年以上?
それとも若者も読んでるのでしょうか?
何となく気になる私です。

魔夜峰央 (パタリロ師匠の落語入門)

2009-09-01 19:15:48 | 漫画家(ま行)
巻頭の6ページのみが書き下ろし漫画で後は今までに描いてたものの再録。
落語に関する入門的な説明は文章。

漫画を期待してた人にはちょっとガッカリしてしまう内容かもしれない。

パタリロファンならネタに落語が使われてることは知ってると思いますが、
改めて読んでみると、ここまで多くのネタを落語から拝借していたとは・・・!


最近のお笑いって、流行してたと思ったらすぐに忘れ去られてしまうことが多いように思います。
それに比べて落語の面白さって長続きしてますよね。
普遍的な面白さはいつの時代も面白いと感じられるっていうことなのでしょうか?

パーッと流行ってあっという間につまらなくなるお笑いもその時は面白いんですけどね、
長く続いてきた落語はやっぱりいいですね~。

若い頃、結構落語の本を買って読んでたんですけど、まだ一度も寄席には行った事がありません。
いつか寄席に行って生の落語を聞いてみたいものです。