本の迷宮

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マンガ 般若心経入門 (作画:蔡志忠 解説:野村春眠 訳:瀬川千秋)

2008-06-12 03:59:06 | その他
四国八十八ヶ所のお寺などに行くと、般若心経をスラスラっと唱えているお遍路さんが数多くいます。
ちょっとカッコイイなって横目で見ながら、私などはお経なんて全然覚えていないから黙ってお参りするだけなのですが・・・。

いつか般若心経ぐらいは完璧に暗記しようと思いつつ、この年になってもまだ覚えていないんです。
まあ、一部分ぐらいなら多少は覚えてるんですけどね。

・・・で、フト思ったのだけど般若心経の意味なんて全然わかっていない。
暗記する前に意味を知る必要があるよね・・・っていう訳で図書館から数冊の本を借りてきました。

まず読んでみたのは一番取っ付き易そうなこの本。

タイトルにマンガって書いてるけど半分程度がマンガで残り半分程度が解説。
マンガで描いている入門書の中には文章だけで説明すればいいことをマンガの中で登場人物にその説明をセリフで語らせているだけのものが多いような気がする。
そういうものは、読んでいてもつまらないし、マンガにする必要性を感じない。
いや、文章だけは嫌だという読者にはそういうものがいいのかもしれないが。

この本はそういったものではなくて、マンガという表現方法で、般若心経の奥深い世界を少しでもより深く読者に感じてもらおうとしている姿勢がみえる。




たった266文字の中に生き方の永遠の奥義がある



確かにこれを完璧に理解し、「空」の境地に至れば・・・すばらしいんだろうなあ・・・って思いますね。

別に私は特定の宗教を信仰しているわけではないけれども、「生き方」っていうものを考える一つの手段として般若心経の意味するところを考えてみるのもまたいいのではないかと思うのです。


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