赤ん坊の時、両親の離婚によって、お互いのことを知らず別々に育った少女、
ルイーゼとロッテが休暇で行った子供の家で偶然出会う。
二人は自分たちが双子だという事に気づき、誰にも秘密にお互いが入れ替わって生活することにする。
そして…
という具合にストーリーが進むのだが、そっくりの双子がそれぞれの育った家で生活するスリルが楽しい。
この話は児童向きなのに「離婚」という問題をテーマにしている。
これは当時の児童書としては実に画期的だったらしい。
そのせいか、作者は作品中で、
「一体全体どうして子供たちにこんな話を聞かせるのだ!」とどなるような大人には、
この世の中には離婚した両親がたいそうたくさんいること、
そのためにいっそうたくさんの子供が苦しんでいること、
また他方、両親が離婚しないために苦しんでいる子供がたくさんいることを、はなしてやりましょう!
…と、語っている。
この話のテーマは、まさしくそれであろう。
結局、別れた両親は再び結婚して、めでたし、めでたし!
と、この話は終わる。
それは、それでいいんだけど、私的にはちょっと引っ掛かることがあるのだ。
いくらよく似た双子だからといって、入れ替っても周りの人間が気付かない。
…なんてことは絶対に在り得ない事だと思うのだ。
あまり親しくない同級生程度なら騙せるかもしれないが、親しい友人は変だと気付く筈だし、
親が気付かない訳がない!!!
そりゃね、すぐにばれたらお話が続かないでしょ!…と言われちゃうと、その通りなのだが、
現実問題として、いくら見かけがそっくりの双子だとしても、雰囲気が違うのである。
ましてや、この話のように違った環境で育ち、性格も全く違う双子の場合、
双子だと知っている親が気付かないなんて、絶対変だ!ありえない!!
また、
似てるからと言って周りが騒いだり、写真屋が出版社に写真を送ったり、
勿論、悪意はないのだが
ちょっと「見世物」的な感じがするのは私だけだろうか?
ストーリーは好きなのだが、その辺の事が少し気になる「双子の母親」です。
ルイーゼとロッテが休暇で行った子供の家で偶然出会う。
二人は自分たちが双子だという事に気づき、誰にも秘密にお互いが入れ替わって生活することにする。
そして…
という具合にストーリーが進むのだが、そっくりの双子がそれぞれの育った家で生活するスリルが楽しい。
この話は児童向きなのに「離婚」という問題をテーマにしている。
これは当時の児童書としては実に画期的だったらしい。
そのせいか、作者は作品中で、
「一体全体どうして子供たちにこんな話を聞かせるのだ!」とどなるような大人には、
この世の中には離婚した両親がたいそうたくさんいること、
そのためにいっそうたくさんの子供が苦しんでいること、
また他方、両親が離婚しないために苦しんでいる子供がたくさんいることを、はなしてやりましょう!
…と、語っている。
この話のテーマは、まさしくそれであろう。
結局、別れた両親は再び結婚して、めでたし、めでたし!
と、この話は終わる。
それは、それでいいんだけど、私的にはちょっと引っ掛かることがあるのだ。
いくらよく似た双子だからといって、入れ替っても周りの人間が気付かない。
…なんてことは絶対に在り得ない事だと思うのだ。
あまり親しくない同級生程度なら騙せるかもしれないが、親しい友人は変だと気付く筈だし、
親が気付かない訳がない!!!
そりゃね、すぐにばれたらお話が続かないでしょ!…と言われちゃうと、その通りなのだが、
現実問題として、いくら見かけがそっくりの双子だとしても、雰囲気が違うのである。
ましてや、この話のように違った環境で育ち、性格も全く違う双子の場合、
双子だと知っている親が気付かないなんて、絶対変だ!ありえない!!
また、
似てるからと言って周りが騒いだり、写真屋が出版社に写真を送ったり、
勿論、悪意はないのだが
ちょっと「見世物」的な感じがするのは私だけだろうか?
ストーリーは好きなのだが、その辺の事が少し気になる「双子の母親」です。