(2003年発行)
この本は大ヒットしたから知ってる人は多いと思う。
2003年 ベストセラー第一位
新語・流行語大賞
毎日出版文化賞特別賞
発行部数は、2006年8月の時点で419万部
戦後日本の歴代ベストセラー4位・・・なんだそうだ。
凄い売れ行きだ。
内容はどちらかというと「硬い」ものなのだが・・・。
売れた訳のひとつとして
タイトルにインパクトがあったことが考えられる。
帯に書かれた
「話せばわかる」なんて大ウソ!・・・という言葉もインパクトがある。
そして、聞き書きの話し言葉という形態にしたため、非常に読みやすくなっている。ということ。
マスコミにも多く取り上げられて、まさしく「流行」になり、
「バカの壁」を読んでなければ、流行遅れになるっていうわけで、日頃、こういう本を読まない者までもが次々と買っていったのかもしれない。
<カバー折り返し部分の説明より>
「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世界の見方が分かってくる。
人生でぶつかる諸問題について、「共同体」「無意識」「身体」「個性」「脳」など、多様な角度から考えるためのヒントを提示する。
一言で言えば、答えは一つではない!ってことかな?
もともと問題にはさまざまな解答があり得るのです。
そうした複数の解を認める社会が私が考える住みよい社会です。
(まえがきより一部抜粋)
大いに同感!!
「戦争」とか「差別」とか・・・<複数の解>つまり相手を認める心があれば起こらないのではないだろうか?
著者は「一元論の否定」を訴える。
バカの壁というのは、ある種、一元論に起因するという面があるわけです。
バカにとっては、壁の内側だけが世界で、向こう側が見えない。
向こう側が存在しているということすらわかっていなかったりする。
安易に「わかる」、「話せばわかる」、「絶対の真実がある」などと思ってしまう姿勢、
そこから一元論に落ちていくのは、すぐです。
一元論にはまれば、強固な壁の中に住むことになります。
それは一見、楽なことです。
しかし向こう側のこと、自分と違う立場のことは見えなくなる。
当然、話は通じなくなるのです。
「バカの壁」というインパクトのあるタイトルのみが一人歩きしてしまったような感があるが、
こういう本は一過性のブームで終わらずにいつまでも大勢の人たちに読みつがれていって欲しい。
そして、一元論、二元論、というものをひとりひとりが深く考えて欲しいと思う。
この本は大ヒットしたから知ってる人は多いと思う。
2003年 ベストセラー第一位
新語・流行語大賞
毎日出版文化賞特別賞
発行部数は、2006年8月の時点で419万部
戦後日本の歴代ベストセラー4位・・・なんだそうだ。
凄い売れ行きだ。
内容はどちらかというと「硬い」ものなのだが・・・。
売れた訳のひとつとして
タイトルにインパクトがあったことが考えられる。
帯に書かれた
「話せばわかる」なんて大ウソ!・・・という言葉もインパクトがある。
そして、聞き書きの話し言葉という形態にしたため、非常に読みやすくなっている。ということ。
マスコミにも多く取り上げられて、まさしく「流行」になり、
「バカの壁」を読んでなければ、流行遅れになるっていうわけで、日頃、こういう本を読まない者までもが次々と買っていったのかもしれない。
<カバー折り返し部分の説明より>
「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世界の見方が分かってくる。
人生でぶつかる諸問題について、「共同体」「無意識」「身体」「個性」「脳」など、多様な角度から考えるためのヒントを提示する。
一言で言えば、答えは一つではない!ってことかな?
もともと問題にはさまざまな解答があり得るのです。
そうした複数の解を認める社会が私が考える住みよい社会です。
(まえがきより一部抜粋)
大いに同感!!
「戦争」とか「差別」とか・・・<複数の解>つまり相手を認める心があれば起こらないのではないだろうか?
著者は「一元論の否定」を訴える。
バカの壁というのは、ある種、一元論に起因するという面があるわけです。
バカにとっては、壁の内側だけが世界で、向こう側が見えない。
向こう側が存在しているということすらわかっていなかったりする。
安易に「わかる」、「話せばわかる」、「絶対の真実がある」などと思ってしまう姿勢、
そこから一元論に落ちていくのは、すぐです。
一元論にはまれば、強固な壁の中に住むことになります。
それは一見、楽なことです。
しかし向こう側のこと、自分と違う立場のことは見えなくなる。
当然、話は通じなくなるのです。
「バカの壁」というインパクトのあるタイトルのみが一人歩きしてしまったような感があるが、
こういう本は一過性のブームで終わらずにいつまでも大勢の人たちに読みつがれていって欲しい。
そして、一元論、二元論、というものをひとりひとりが深く考えて欲しいと思う。