本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

ながやす巧 (鉄道員(ぽっぽや))(原作:浅田次郎)

2009-05-27 19:58:58 | 漫画家(な行)
<出版社/著者からの内容紹介>
大のオトナも涙する。
浅田次郎の珠玉の短編小説を、名匠ながやす巧が完全漫画化。泣いて心が癒される!
アフタヌーン掲載作「鉄道員」、ヤングマガジン掲載作「ラブ・レター」。それぞれ読者から圧倒的支持を得た2作品を、カラーも含めて完全単行本化しました。



原作も読んでないし、映画も観てません。
タイトルだけは知ってたんだけど、この作品を読んで初めて内容を知りました。
なるほど・・・こういう話だったんですね。
無骨で一途で不器用な男の一生。
なるほど・・・泣けます。

物語としてはとってもいい話です。
でもね・・・現実問題として考えると、
家族よりも仕事を選ぶ男性と結婚すると奥さんは大変だろうなあって思うのです。
勿論、こういうタイプの男性の方が好きだと言う方もいるんでしょうけど、
私は・・・友人としてならいいけれど、結婚相手としては勘弁して欲しいタイプです。(笑)

作画のながやす巧は流石!大ベテラン!!としか言いようがないぐらい素晴らしい。
原作者も、「小説家の頭の中にある風景や人物のすべてがイメージしたとおりのものだった。」
と、大絶賛しているが、これはお世辞などではなくその通りなんだと思う。

ただ・・・あまりにも素晴らしすぎて、
漫画を読んだ後、原作を読んでもイメージがながやす巧の描いた漫画そのものだとすれば、
読者の想像力っていうものが必要ではなくなるっていうのはちょっと困るよな~って思ったりもしたけれど、
人物の気持ちは漫画では表情のみから読者が想像しなければならないんですよね。

とにかく、人物の表情、背景の細やかさ・・・どれをとっても
文句のつけようがありません。

同時収録されている「ラブ・レター」もとってもいい話です。

ラズウェル細木 (美味い話にゃ肴あり)

2009-05-26 20:22:33 | 漫画家(や・ら・わ行)
居酒屋「酔庵」のマスターとその店に集まる楽しい飲兵衛仲間たちの他愛無い会話っていう感じの内容です。
その酔庵で出されたお献立の説明などもあったりして、居酒屋に行ってみたくなります。

残念ながら居酒屋に行ったことがありません。
いや・・・数年前に忘年会に行ったお店が居酒屋だったのかな?

まあ、とにかく馴染みの居酒屋というものはありませんので、ある意味そういうものに憧れてるんですよね。

馴染みのマスターに、
「あ、いつもの頂戴ね」
なんてこと言ってみたいじゃないですか。

馴染み客とも仲良くなって、なんだかんだと愚痴を言ったり聞いたり・・・
それでいて、その店の外の生活ではお互いノータッチ。

そんな感じがいいな~なんて思うんだけど、
田舎に住む専業主婦にとって、それは夢のまた夢。

漫画でも読んで、妄想の世界で馴染みの居酒屋で美味いお酒と美味い肴を頂きましょう。

大和田秀樹 (機動戦士ガンダムさん)(原案:矢立肇・富野由悠季)

2009-05-21 09:10:03 | 漫画家(あ行)
ギャグの4コマ漫画。

こういうシャアも“あり”?(笑)

有名になって人気のある作品は、一人歩きしちゃうんですよね。
読む(観る)人、ひとりひとりのイメージのシャアがいるんです。

だから、こういう壊れてしまった(笑)シャアも“あり”なんですよね。

一人歩きしちゃってる作品って、「ルパン三世」もそうなんだと思います。
百人いれば百通りの「ルパン三世」がいるんだと思ってます。
だから、新作が自分のイメージ通りではなくても、
これは、これを作った人のイメージするルパンなんだなあ~と思って別に腹も立ちません。

「三国志」もそうです。
「レッドクリフ」が「三国志演義」と違うところが多くても、
ジョン・ウー監督のイメージする「三国志」でいいと思うのです。

ま、とにかく
メチャクチャ壊れてるシャアの方が好きだっていう人もきっといるんでしょうね。

細野不二彦 (キャット・ウォーカー)

2009-05-20 08:27:55 | 漫画家(は行)
この作品の主人公はペット探偵。
迷い猫などを探すお仕事。
動物虐待やワシントン条約違反の動物に関する話などもあります。


猫を飼い始めてからついつい猫が出て来る漫画に目が留まってしまう私です。
その猫なんだけど、
最近、抜け毛が酷くて困ってます。
動物病院で抜け毛取りにいいと紹介されてシェッドバスターを買ってせっせとブラッシングしてるんだけど、毛を取っても取ってもきりがないぐらい抜けるのです。
もうこれは毛を切ってしまうしかないかな~?って思うんですけどね・・・(ため息)


・・・でね、
大量に抜ける毛を見ながらふと思ったんですけどね、
これだけ毎日毎日毛が抜けていくのにどうしてハゲにならないのかなあ?
人間だったら、かなりヤバイのではないかな・・・
・・・と、要らぬ心配をしてしまったのです。(笑)

深見じゅん (ぽっかぽか)

2009-05-19 13:25:30 | 漫画家(は行)
これってドラマにもなってたんですよね。
ドラマは観た事がありません。

先日、義兄に貰った本の中の一冊がこれ。

表紙には
「なかよし田所一家の笑顔になれる感動の作品集」
「家族いっしょが一番しあわせ」
という言葉が書かれている。

宣伝文句には
「疲れた心にそっと染みこむビタミン・コミック」
って書かれている。


作者の前書きには
「フツーの家族のフツーの生活・・・
退屈かもしれませんが
がんばって最後まで読んでください
ふーんスルメみたいに味があるな
そう思ってくださると
とてもとてもうれしいです」
って書いてます。


普通の家族が普通に仲良く暮らしてて、普通に幸せだな~って思ってる・・・
そんな作品です。

素直にいいなあ・・・って思いつつ、
ふと・・・
こういう作品が好きな人ってどんな人なんだろ?って思ったのです。

普通の家族で普通に仲良く暮らしてる人?

今、辛い思いをしている人もこういう普通の幸せな家族の物語を読んでちょっぴり幸せな気分になっるのでしょうか?
それとも逆にこういうものは腹が立つのでしょうか?

この作品に登場する家族は、ごく自然に「幸せだ」って言うんですよね。
誰もがこういう風に生きることが出来ればいいなあって思います。

中島三千恒 (赤壁ストライブ )

2009-05-15 08:34:36 | 漫画家(な行)
昨日、次女と三女と一緒に二度目の「レッドクリフPartⅡ」を観に行ってきました。
周瑜がいいですね~やっぱり・・・。
横山光輝の「三国志」とか、三国志演義を元にしたものだと周瑜は少々<性格に難あり>っていう感じに描かれてるんだけど、この「レッドクリフ」の周瑜は三国志正史に書かれている通り、頭も良くて、音楽、剣舞も上手で、性格も良く、人々に信頼され慕われてる。
これで・・・顔が私好みだと最高なんだけど・・・
悪くはないんですけどね、私の理想はゲームの「三國無双」の周瑜だから・・・現実には無理ですね。

というわけで、只今、赤壁がマイブームの私です。

この作品は、呉の孫権が主役。
呉陣営の視点による「赤壁の戦い」って、なかなかないんですよね。
だから呉ファンの私としてはとっても嬉しい。

周瑜はちょっとKYで独りよがりの所もあったりして・・・まあ少々性格に難ありなんだけど、
顔がいいから許しましょう。(笑)

白井恵理子 (劉備くんそれゆけ赤壁オリンピック )

2009-05-13 20:27:24 | 漫画家(さ行)
レッドクリフを観て以来、今「赤壁の戦い」がマイブーム。

この作品、タイトルからもわかるように赤壁の戦いがテーマ。
四コマ漫画で、絵がとっても可愛いしギャグもなかなか面白い。

その上私のお気に入りの周瑜が結構いい。
いつも怒ってばかりの周瑜なんだけど、ちゃんと二枚目に描いてるのが嬉しい。

この作者の三国志関連の本はこれ以外にまだ読んでないのだけど、今度古本屋に行った時に探してみよう。

矢上裕 (エルフを狩るモノたちリターンズ )

2009-05-10 13:04:39 | 漫画家(や・ら・わ行)
これも三女所有の漫画。
『エルフを狩るモノたち』が終わって5年後に描かれたもの。

『エルフを狩るモノたち』の感想はまだ描いてなかったけど、結構面白くて気に入ってました。
これも懐かしいキャラたちが再登場、神保町を舞台にカレーを絡めてのお話。

これを読んでるとカレーを食べたくなってしまいました。
神保町のカレー屋さんって、そんなにおいしい所がいっぱいあるんでしょうか?
一度食べに行ってみたいです。

池田晃久 (ロザリオとバンパイア )

2009-05-07 10:38:39 | 漫画家(あ行)
これは三女が所有している漫画。
バンパイアものだということなので、吸血鬼大好き人間の私としては是非とも読んでおかねば!
・・・と思って読んだ作品。

私の好みの吸血鬼は、当然美形の男!!
それなのに・・・この作品のバンパイアって女の子なんですよね~。
ま、仕方ありませんね。(笑)

主人公である普通の人間の男の子の周囲に可愛い女の子がいっぱい!
彼女達は人間ではない。
そして・・・強い!!!!

最近の漫画って男の子より女の子の方が強いっていうパターンが多いのかな?
現実もそうなってきてるのかな??
<草食系男子>なんて言葉もあるぐらいだから、男の子は昔に比べると大人しくなってきてるのかもしれませんね。

下着がちらっと見えるシーンが多くてサービス精神たっぷり!

アニメにもなってるし、かなり人気あるんでしょうね~。