本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

竹熊健太郎 (20世紀少年探偵団)(監修:浦沢直樹)

2008-09-04 19:53:30 | その他
(2008年9月3日発行)

<帯の言葉より>
これを読まずして”20世紀少年”は語れない!!
”大阪万博””超能力””心霊写真””グアムの横井さん””ローラーゲーム”
ライター竹熊健太郎が、
ケンヂと仲間達が生きた時代の裏側を再発掘!!
これを読めば[20世紀少年]が、もっと深く、もっと面白く見えてくる!!


ケンヂとほぼ同じ時代を生きてきた私はあの時代のことはかなりわかる。
今の若い子たちには知らないことばかりかもしれないが・・・。

この本の中で、浦沢氏と竹熊氏の対談がある。
浦沢氏は、
「やはり70年代という奇妙な時代の、あのムードを伝えなければ、後に起きた事件もわからない」
・・・と語るのだが、あの奇妙なムードって私もそう思う。
言葉で説明するのは非常に難しいのだけど、
竹熊氏の言葉を借りれば、
「革命と宗教とオカルトとドラッグと音楽とマンガとアニメが結びつく」
そんな時代。

私のイメージとしては、ちょっと暗くてじめじめしてて、何だかある種しらけてるようで、熱血も少々あったりして・・・とにかく不思議で奇妙な時代でした。


この中で<シーモンキー>が取り上げられてるけど、あれも本当に奇妙なものでしたね。
子供の頃、少年雑誌に載っていたあのイラストを見て、ああいう生物が本当にいるのだろうか?
と不思議でたまらなかったことを覚えています。
しかし・・・どうもイラスト通りの生物ではなさそうだ・・・と思い、そのうち忘れてしまっていた。
今回、この本を見て思い出したのだけど、これはっきり言って詐欺ですね~!(笑)
今だったらかなり問題になると思いますよ。

まあとにかくケンヂたちと同年代の人間には懐かしいものがいっぱい詰っている本です。
今の若い子たちには不思議な世界?・・・かな~??


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