本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

Osamu Tezuka (Black Jack   Volume 1)

2009-10-30 21:40:11 | 漫画家(た行)
この夏、次女と三女がアメリカ旅行に行ってました。

・・・で彼女達が「お母さん、おみやげ何がいい?」
って聞くので、私は「英語版の日本の漫画が欲しい!」
と言ったのです。

親が子どもに漫画のお土産をねだるなんて・・・変?(笑)

彼女達はニューヨークで「ブックオフ」を見つけましてそこで買ってきてくれたのですが、
ニューヨークにも「ブックオフ」ってあるんですね~!
知りませんでした。
しかも、その店でのアナウンスは日本語だったとか・・・。
それに置いてる本はほとんど日本語のままの日本の漫画だったそうです。

それでも一部分は英語版がありまして、お母さんの好きそうな本を選んで買ってきてくれたのです。

英語をしゃべっているブラックジャックもいいですね。
英語がわからなくってもブラックジャックならストーリーを知ってますので内容はわかります。
こういう漫画で英語の勉強をするのもいいかもしれませんね~!
ああ、私の学生時代に「ブラックジャック」の英語版が教科書だったら、もっと真面目に英語を勉強したのに~~!残念!!(笑)

池上遼一 (肌の記憶)

2009-10-20 16:31:09 | 漫画家(あ行)
<出版社からのコメント>
人の心の闇に潜む〃魔性〃が香りたつ!! コミック界の鬼才が、満を持して描く、絢爛たるエロスと幻想の世界!!


はっきり言ってちょっとエロい漫画です。
・・・が、下品なエロさではなく上品なエロさです。

実に表情が上手い!
文字で説明しなくても表情だけでその人物が何を考えているのか読み手に伝わってくる。
本来、漫画っていうものは絵だけで表現して読み手に伝えるものだったはずなのに、どうも文字に重点を置きすぎて文字がなければ何を言いたいのかわからない作品が多いような気もします。
・・・とはいえ、文字ばっかりだけど面白い作品もあるんですけどね。
え?言ってることが矛盾してる?(笑)

まあとにかく・・・女性たちの表情の素晴らしさ!
超一流の演技派女優も顔負けという感じです。

志水アキ (魍魎の匣 3巻)(原作:京極夏彦)

2009-10-16 13:03:53 | 漫画家(さ行)
京極堂の長セリフ・・・これを漫画にすると下手な漫画化だと非常につまらないものになってしまうでしょうが、流石は志水アキ!
素晴らしい!の一言に尽きます。
登場人物の表情、細かい仕草、アングルを変えて変化をつけた構図・・・それらで読者を決して飽きさせないようにぐいぐいと作品世界に引き込んでいくのです。

キャラクターはどれも原作との違和感がなく、特に私のお気に入りの榎木津礼二郎が超美形なのが嬉しい。

ここまで原作の雰囲気を損なうことなく漫画化してしまうなんて!
「魍魎の匣」以外の京極夏彦作品も全て志水アキが漫画化してくれると嬉しいんだけどな~!

宮本福助 (拝み屋横丁顛末記 12巻)

2009-10-15 14:04:22 | 漫画家(ま行)
相変わらず漫画は読んでいるのだけど最近感想を書くのをさぼっています。

拝み屋横丁、この巻も元気な老人達が走り回っております。
幽霊達も元気です。
 
横丁に祀られていた貧乏神も誠の心が生まれて人間に戻ったり、
横丁にやってきた生命保険屋さんの人生が変わったり、
横丁にやって来た自殺志願者が生きることに喜びを見出したり・・・。

ワイワイガヤガヤとうるさい住人たちばかりだけど、こういう横丁に住むのも楽しいだろうな~って思うのです。

松苗あけみ (猫と薔薇の日々)

2009-10-14 09:28:29 | 漫画家(ま行)
漫画家って猫を飼ってる人が多いようですね。
これも自分自身の猫ライフを漫画にしたもの。

結婚を機に一戸建てを購入しかねてから念願の猫を飼う夢が叶い、まずはアメリカンショートヘアを二匹ペットショップで購入。

アメリカンショートヘアって、人懐っこくて、お客さん大好きで、玄関で必ずお出迎えにとんでくるらしい。そういえば姉の家で飼っているアメリカンショートヘアもそういう性格ですね。

・・・で、その後、玄関前に捨てられていた猫を拾う。この猫は内気でナイーブで非常に器用。

次は公園内に捨てられていた子猫を貰って欲しいと言われて二匹貰ってくる。

その後、生後3週間の猫を貰って欲しいと言われまたまた増えて・・・

え~~と・・・これで6匹になったのよね?

まだまだ猫は増え続けます。

野良猫の子どものキジトラ兄弟のうちの1匹を貰ってきて7匹。

猫ってあたりまえだけど、どんどん年をとっていくんですよね。
この漫画の猫たちは時々人間バージョンで描かれるんだけど、どんどんオッサンおばさんになってくるのです。そこが妙にリアルでとってもいい。

最初に飼い始めたアメリカンショートヘアのうちの1匹が死んだ後、耳折れのスコティシュフォールドをペットショップで買ってくる。

その子どもを産ませたくなり・・・
とにかく何だかんだで12匹!!!!

多頭飼いって楽しそうだなあってこれを読んだら思ったんですけどね、うちのトラは超ヤキモチやきだから怒るだろうな~って思うんです。
動物病院に行くと、よく子猫の里親探してます、というポスターがあったりして可愛いなあ~と思うんですけどね、我家は犬1匹と猫1匹だけでこれ以上増やすつもりはありません。