本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

美坊主図鑑~お寺に行こう、お坊さんを愛でよう  (日本美坊主愛好会)

2013-06-22 18:23:52 | その他
「美坊主図鑑」というタイトルに惹かれて是非、これは読まねば!
・・・と、思っていると・・・ナント!図書館でこの本を発見!!
わが町の図書館は私好みの本が多いので嬉しいですね。(笑)

・・・で、内容なんですけど、
私が思ってたようなものではなくてちょっとがっかり・・・。
一体どういう内容を想像してたんだ~!?(笑)

別に内容が悪いわけではないんですけどね、
私としてはもっと遊び心のある本だと思ってたんです。

内容は実に真面目にお坊さんたちのプロフィールとそれぞれのお寺の紹介。
趣味とか特技とか好きな音楽とかお坊さんになった経緯とか・・・。
ごくごく普通の質問に普通に答えています。

あとがきを読むと、
60代のお坊さんに「こんなふざけた本に出るな!」と言われたとか、結構取材を断られたようなんですが、
全然、ふざけた内容ではありません。

ま、タイトルが「美坊主図鑑」だから、そう思われたんでしょうけどね。
私は、もう少しふざけた内容でも良かったと思うんですが・・・

あ、美坊主がいっぱい出ているかどうか・・・
それはご自分の目でお確かめくださいませ。(笑)

届け! みんなの元気玉~悟空とアラレの応援メッセージ

2011-03-18 08:27:04 | その他
届け! みんなの元気玉~悟空とアラレの応援メッセージ



<YouTubeより転載>
投稿者: shueishamaster | 作成日: 2011/03/15

English ver.
http://www.youtube.com/watch?v=C5yMq0Nrz1g

この動画の再生により得た収益は、
すべて東日本大震災の被災者のために寄付いたします。
その結果は、集英社のHPや集英社が発行する雑誌上などで必ずご報告します。

なお、鳥山先生の応援メッセージは
下記から壁紙(wallpaper)としてダウンロードできます。
http://shonenjump.com/j/wallpaper.html


安斎育郎 (「だまし」の心理学)

2008-09-06 16:28:28 | その他
<出版社/著者からの内容紹介>
世の中には、さまざまな「だまし」があふれています。
最近問題になった、マンション強度偽装、食品の消費期限偽装、振り込め詐欺、
盗作、必修科目履修漏れ、テレビ番組の捏造などなど、どれも広い意味での「だ
まし」です。
また、推理小説や手品、トリックアートなど、人を楽しませるエンタテインメン
トとしての、罪のない「だまし」というものも存在します。
本書では、古今東西、さまざまな事例をとりあげながら、人はなぜだまそうとす
るのか、なぜだまされてしまうのかという疑問を、図説を使いながら解明してい
きます。
自称霊媒師による詐欺行為や、UFOやネッシーのニセ写真などのトリックを暴き
つつ、霊やたたり、超能力は存在するのかを科学的に分析。また、なぜ人々はス
ピリチュアルな世界に惹かれ、カルト宗教に心を奪われるのか、心理的、社会的
な面からもアプローチします。



なぜ、人はだまされるのか?
なぜ、人はだますのか?

手品の「だまし」は楽しい。
詐欺の「だまし」は腹が立つ。
不思議現象(UFOなど)はほどほどに信じてるとちょっぴり楽しい。
心霊写真も、ほどほどに信じてるのは楽しい(怖い?)かもしれない。
超能力もほどほどに信じてると楽しいかもしれない。
占いもほどほどに信じてると楽しいかもしれない。
何もかもウソだ~!って頭から否定してしまうのもつまらないような気がする。

とはいえ、何でもかんでも頭から信じ込んでしまうのは如何なものかと思う。

カルトや詐欺に騙されてしまうと大変なことになるかもしれない。

こういう本を読んで「だまし」のテクニックを知り、
「だまし」の罠にはまらないように心がけるのもいいかもしれない。

ただ・・・この本に書いていることが全部真実だ!と単純に信じてしまう人はやっぱり騙されやすい人なんだろうな~って思う。(笑)

竹熊健太郎 (20世紀少年探偵団)(監修:浦沢直樹)

2008-09-04 19:53:30 | その他
(2008年9月3日発行)

<帯の言葉より>
これを読まずして”20世紀少年”は語れない!!
”大阪万博””超能力””心霊写真””グアムの横井さん””ローラーゲーム”
ライター竹熊健太郎が、
ケンヂと仲間達が生きた時代の裏側を再発掘!!
これを読めば[20世紀少年]が、もっと深く、もっと面白く見えてくる!!


ケンヂとほぼ同じ時代を生きてきた私はあの時代のことはかなりわかる。
今の若い子たちには知らないことばかりかもしれないが・・・。

この本の中で、浦沢氏と竹熊氏の対談がある。
浦沢氏は、
「やはり70年代という奇妙な時代の、あのムードを伝えなければ、後に起きた事件もわからない」
・・・と語るのだが、あの奇妙なムードって私もそう思う。
言葉で説明するのは非常に難しいのだけど、
竹熊氏の言葉を借りれば、
「革命と宗教とオカルトとドラッグと音楽とマンガとアニメが結びつく」
そんな時代。

私のイメージとしては、ちょっと暗くてじめじめしてて、何だかある種しらけてるようで、熱血も少々あったりして・・・とにかく不思議で奇妙な時代でした。


この中で<シーモンキー>が取り上げられてるけど、あれも本当に奇妙なものでしたね。
子供の頃、少年雑誌に載っていたあのイラストを見て、ああいう生物が本当にいるのだろうか?
と不思議でたまらなかったことを覚えています。
しかし・・・どうもイラスト通りの生物ではなさそうだ・・・と思い、そのうち忘れてしまっていた。
今回、この本を見て思い出したのだけど、これはっきり言って詐欺ですね~!(笑)
今だったらかなり問題になると思いますよ。

まあとにかくケンヂたちと同年代の人間には懐かしいものがいっぱい詰っている本です。
今の若い子たちには不思議な世界?・・・かな~??

佐藤愛子×ピーコ (愛子とピーコの「あの世とこの世」)

2008-09-03 20:55:50 | その他
[出版社商品紹介]
昨今のスピリチュアル・ブームを解剖し、江原ブームを嘆く。問題の根源は依存心にあり。日本人に活を入れて言う「波動を上げよ!」。


佐藤愛子が言う。
「霊能者は教祖になってはだめなのよ」

私もそう思う。
金儲けではいけない。
テレビで見世物のようになるのもどうかと思う。
どうもテレビに出演しているのを見ると・・・何だか胡散臭く見えてくる。

まあ、テレビとかで癒される人もいるだろうからそれでもいいかもしれないって思わなくもないけどね。
でも、依存するだけではいけないと思う。
やっぱり辛い事があっても自分で考えなくちゃね。
アドバイスはあってもいいけど、最後に決断をするのは自分だし、どのアドバイスが自分にとっていいのか選別するのも自分。

最近、何となく自分で考えようとしない人間が増えたような気がする。
悪い事が起こると人のせいにする。
自分は絶対悪くない!・・・と思っている。
挙句の果てに
「あなたとは違うんです」
なんて言ってしまう人もいる。

自分と相手が違うのは当たり前。
同じ方が変だ。

この発言の場合、
客観的に自分を見ることが出来る・・・と言ってるわけだが、
私には上から目線の言い方のように思える。
この言葉の奥底には
<私はあなたと違って生まれもいい、育ちもいい、金もある、権力もある、頭もいい、・・・>
っていう意味合いが潜んでいるように聞こえたのは私だけだろうか?

・・・って、あれ?本の感想のつもりがまた話が逸れてしまったかな?


人生を○(まる)洗い (名取芳彦)

2008-06-19 13:51:18 | その他
般若心経は人生の荷物の正体を解き明かし、今後の人生を胸を張って笑顔で生きていくためのヒントがたくさん詰まっています。
この本では、僧侶である著者の体験談を交えながら、般若心経の語句を解説しています。

お経の説明は辞書で調べたような解説だけでは、すんなりと心の中に入ってきません。
しかし、この本のように
著者が納得した話、体験談を元に書いていると、何となく心の片隅に残っていくような気がします。

この本に納められているエピソードの中に
「カボチャはいつ死んだか」という話があります。

近所のおばあちゃんたちの会話のエピソードです。

天ぷらにされたカボチャがいつ死んだか?っていう話です。

畑で蔓から切られた時?
包丁で真っ二つにされた時?
いや、その時はまだ腐ってないから違う
熱~い油の中に入れられた時?

天ぷらになったカボチャはちゃんと食べてくれなきゃ死んでも死にきれない
カボチャに成仏してもらわなくちゃね
しかし、食べきれなかったカボチャはどうなる?
裏の畑の穴ん中にいれときゃいい堆肥になる
野菜もよく育つ



・・・とまあ話が続いていくわけなのだけど、
実にうまく<命の循環>の話になっているのです。

これが仏教で言おうとしている
「不生不滅」なのでしょう。

生ずることもないから滅することもない・・・なんて言われてもピンとこないけれどカボチャの天ぷらの話だとすんなりと「そうだなあ・・・」と納得出来ます。

普通に<死>と考えているものはカボチャで例えると畑で蔓を切られた時なのでしょうが、
死は終わりではない。
と考える方がずっと世界を広く捉えることが出来るように思えます。


何事においても、もっともっと柔軟な考え方が出来るようになりたいものです。
まだまだ修行が足りない私です。

お経の意味がわかる本 (服部祖承)

2008-06-17 21:36:40 | その他
この本は般若心経、観音経、懺悔文、座禅和讃などの教えの内容や現代語訳、読み方のポイントを丁寧に解説しています。

仏教に限らず、たいていの宗教では人間がいかに生きるかを教えているものなのではないかと思っています。

お経はお釈迦様の説かれた仏になるための教えだから、
その経典に述べられている教えを十分に理解したうえで、それを日常生活の中で実践して、初めてその意味があると思います。

・・・が、教えを十分に理解するというのはなかなか難しいですね。

表面的な意味ならこういう本を読めばある程度わかります。
でも、深く理解出来るかというと・・・かなり難しい。
そして、教えを日常的に実践するとなるともっと難しい。

煩悩だらけの私が悟りの境地に至るのは一体いつのことでしょうね~?

まあ、煩悩があるからこそ人間的である意味面白いのかもしれませんね。
人間が皆、悟ってしまったような人ばかりだとある意味つまらないかもしれません。

もっとも、煩悩に囚われて周りの人間に迷惑をかけたりするのはいけませんよね。
無差別殺人などはまさしく煩悩の為せる業と言えるかもしれません。

連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)の死刑が17日、東京拘置所で執行されたそうですね。
あれからもう20年も経ったんですね。
この20年間、宮崎勤死刑囚は最期まで反省や謝罪の言葉がなかったとのこと。
どうしてなのでしょう?
彼の頭の中では現実と妄想の区別がついてなかったのでしょうか?

簡単に他の人間の命を奪う行為・・・どうしてそんなことを平気で出きるのでしょう?
まあ、死刑というのも他の人間の命を奪う行為だから、賛否ありますが・・・。

地震や事故で突然失われる命。
病気で失われる命。
戦争で失われる命。

いろんな原因で命は失われていきます。

こういう事に直面した時、どう受け止めるか。
お経を完璧に理解出来れば穏やかな心で受け止めることが出来るのかもしれません。

しかし残念ながら私にはまだまだそういう境地に達することは出来ないようです。

マンガ 般若心経入門 (作画:蔡志忠 解説:野村春眠 訳:瀬川千秋)

2008-06-12 03:59:06 | その他
四国八十八ヶ所のお寺などに行くと、般若心経をスラスラっと唱えているお遍路さんが数多くいます。
ちょっとカッコイイなって横目で見ながら、私などはお経なんて全然覚えていないから黙ってお参りするだけなのですが・・・。

いつか般若心経ぐらいは完璧に暗記しようと思いつつ、この年になってもまだ覚えていないんです。
まあ、一部分ぐらいなら多少は覚えてるんですけどね。

・・・で、フト思ったのだけど般若心経の意味なんて全然わかっていない。
暗記する前に意味を知る必要があるよね・・・っていう訳で図書館から数冊の本を借りてきました。

まず読んでみたのは一番取っ付き易そうなこの本。

タイトルにマンガって書いてるけど半分程度がマンガで残り半分程度が解説。
マンガで描いている入門書の中には文章だけで説明すればいいことをマンガの中で登場人物にその説明をセリフで語らせているだけのものが多いような気がする。
そういうものは、読んでいてもつまらないし、マンガにする必要性を感じない。
いや、文章だけは嫌だという読者にはそういうものがいいのかもしれないが。

この本はそういったものではなくて、マンガという表現方法で、般若心経の奥深い世界を少しでもより深く読者に感じてもらおうとしている姿勢がみえる。




たった266文字の中に生き方の永遠の奥義がある



確かにこれを完璧に理解し、「空」の境地に至れば・・・すばらしいんだろうなあ・・・って思いますね。

別に私は特定の宗教を信仰しているわけではないけれども、「生き方」っていうものを考える一つの手段として般若心経の意味するところを考えてみるのもまたいいのではないかと思うのです。

死体洗いのアルバイト 病院の怪しい噂と伝説 (坂木俊公)

2007-10-23 08:41:47 | その他
(2003年発行)

<帯の言葉より>
病院には怖いウワサがいっぱいだ!
現役精神科医が、医療にまつわる「都市伝説」のウソとホントを教えます。

「死体洗いのアルバイト」「美人は白血病で死ぬ」「膣ケイレンの芸能人」etc.
あの噂は本当だった!?


この本は著者が開設しているウェブサイト「医学都市伝説」の一部なのだそうだ。
http://med-legend.com/


「死体洗いのアルバイト」って、結構良く聞く話ですよね。
でも・・・よ~く考えたら、
でっかいプールみたいなところに解剖用死体をストックして、ホルマリンにちゃんと浸かるように沈めるなんてことをやってる筈がないですよね。
著者は、ホルマリンはけっこう蒸発するのでそんな管理をしていれば無駄だし危険だと書いてるけど、それ以前の問題として、そんなことは死者に対する冒涜のような気がするのです。
何だか、献体されたご遺体を<モノ>扱いしてるように思えます。

実際、某医学部では解剖実習の時は必ずご遺体に対して礼をしてから行うらしいし、
ホルマリンのプールで浮かんできた死体を棒で沈めるなんて、絶対にしないんじゃないのかな~?


ま、とにかく医学に関する都市伝説について解説した本です。

いつまでもデブと思うなよ (岡田斗司夫)

2007-10-18 21:04:43 | その他
(2007年発行)

いつだったか、うちの娘が、
「この間TVを観てたら、岡田斗司夫の声で話し方も同じなんだけど、全然太くない男性がしゃべってたんだけど、あれってやっぱり岡田斗司夫だったのかな~?」
・・・って言うんです。
へ~~?岡田斗司夫が痩せたのかな???
と、思いつつ忘れてたんだけど、先日新聞でこの本の紹介があって、びっくり!!



一年間で50㎏痩せた!!



えぇ~~~~~!!50㎏~~~~!!!
普通の体型の人だったら死んでしまいます。(笑)

本屋に行くと、この本がずら~~~っと並んでるし、かなりよく売れているみたい。
・・・で、本屋では買わずに図書館に行くとこの本は今日図書館に入ってきたばかりとのこと。
・・・で、それをまだ登録してなかったのに急遽登録してもらって即、借りることが出来ました♪
ラッキー~~♪(主婦はなるべくお金をかけずに図書館を利用する)


一年前の岡田斗司夫と現在の写真が載ってるけど・・・完璧に別人!!!
おぉ~~~~~!!50㎏の肉がなくなると顔まで全く変わってしまうのね。

これは私も挑戦する価値ありそう・・・!!

このダイエットは、
「夕食をサラダだけでガマンできる」”健康オタク”や
「要するに筋肉を鍛えて基礎代謝量を上げればいいんだ~!」・・・というような”筋肉オタク”ではない、
運動嫌いで怠け者、好きなものも食べたい、お金もかけたくない、
でも本を読んだり考え事をするのは苦にならない、
いわば「文系のためのダイエット」!
なのだそうだ。
う~~~ん・・・見事に私にピッタリ!!!(笑)


この本、ダイエットの本というより、<読み物>として面白かった。
「見た目主義社会」に関する考察なんてすごく共感を覚えるし、
記録をとるだけのダイエット方法も実に合理的で納得出来るものだ。

<新潮新書>の本として出すことによって男性にも手に取りやすいし、
最近の新書ブームもあるからこれがかなり売れることは当然だと思える。
その上、タイトルがインパクトありますもんね~。


さ~~て、私もレコーディング・ダイエットに挑戦してみようかな?
せめて、独身時代の体重に戻りたいです。。。(笑)

バカモン! 波平、ニッポンを叱る (永井一郎)

2007-07-28 11:55:40 | その他
(2002年発行)

<帯の言葉より>
日本一有名な親父の「早く効く」説教集

(効能)無責任・わがまま・自分勝手・官僚主義・バカ等の症状緩和
(用量)しつけができない親・・・一冊
    キレる子供・・・・・・・一冊
    いい加減な教師・・・・・一冊
    無責任な役人・・・・・・一冊
    手前勝手な上司・・・・・一冊

アニメ「サザエさん」の磯野波平役で三十三年。
全国のお茶の間にその「声」を知られるカリスマ声優が「波平」として日本に渇!

「人を殺してはいけない理由」から
「正しい酒の飲み方」まで
「磯野波平」が大説教。



真面目に誠実に生きてきたおっさんが、真面目に真剣に世間に対して物申す!・・・そういう感じの本。
こういうおっさんって、どこにでもいそうなのに探してみると案外少ないのかもしれない。
もしかすると絶滅危惧種・・・なのかもしれない。(笑)

私は結構こういうタイプのおっさんが好きなのです。
だから、たぶんこういうタイプのおっさんとは意気投合するんじゃないのかな?


「波平は子どもたちに、良俗と常識を教えとる。
人生になにが大切かきちんと教えとる。
ちっとは勉強せんか、というようなことは言うけども、
成績が悪いからといって、がみがみ言ったりはしない。
そのかわり、良俗や常識にもとるようなことをやったら、波平は怒るよね」


波平のような親父が、日本にもっと増えて欲しいものです。

いい日本語を忘れていませんか 使い方と、その語源 (金田一春彦)

2007-07-25 06:06:04 | その他
(2002年発行)

私が高校生の頃からず~~~っと愛用している三省堂の<新明解国語辞典>の編集者の欄には
金田一京助と金田一春彦の名前がある。
そのせいか、金田一春彦と書いてあると即その本を手にとってしまうのですよね。

こういう本はたまに、ふと読んでみたくなる。
ちょっとだけ勉強したような気分にも浸れるしね。(笑)

・・・で、この本、
元々は「日本古典語典」(東峰書院)として刊行。
その後「古典おもしろ語典」(大和出版)として改題刊行され、
さらに、それに加筆、再編集して刊行したものらしい。

本のタイトルがどんどん変化しているのが実に興味深い。
同じ内容でも、たぶん最近は「日本古典語典」なんていうものだったら手にとってもらえないんだろうね。
しかし、長いタイトルが流行ってるとはいえ、
「いい日本語を忘れていませんか 使い方と、その語源」
内容がズバリわかっていいんですけどね、
これはちょっと長すぎませんか?(笑)

JRのこわい話 (西本裕隆/所澤秀樹 共著)

2007-07-24 08:41:03 | その他
(平成9年発行)

<裏表紙の説明文より>
人は本当にこわい目にあうと
笑い出すそうです
もし、あなたが
そんな臨死体験にも似た
恐怖を味わいたければ
夜、ひとりでこの本を
読んでみて下さい
あなたはきっと
笑い出すはずです
ひきつった声で……



う~~~ん、夜、ひとりでこの本読んだけど笑い出さなかったな~~。(笑)
・・・って、生まれてこの方、笑い出すほどの恐怖は味わった事ないんですよね。

この本、漢字に全部ルビが振ってある。
小・中学生向きっていうわけかな?

<本当にあったメチャこわい話>というコンセプトで出している本だからか、
真実味を出すためなのか全ての話がどこで起こった話か書いてある。
例えば、因美線・岡山県物見トンネル・・・とか、篠ノ井線・長野県塩尻駅界隈・・・という感じ。
その近くに住んでいる人で興味のある人は行って下さい・・・なんて書いてるんだけどね。
まあ、いいんだけどね。
トンネル工事で亡くなった人や列車事故で亡くなった人が幽霊になっているという話も多いのよね。
そもそも、そういう事故がそこで本当にあったのかどうかはわからないけど、
実際に亡くなった方たちの残された家族にとって興味本位で語られる幽霊話はあまりいい気分にはならないと思うのよね。
子供向けの怪談話だから本当にあった・・・なんて書いていてもまあ真実味はないんだけどね、あまりにも具体的な場所を書いてたりするのはちょっとな~~って思ってしまうわけです。
しかも、興味本位で、そういう場所には行って欲しくないな~。

霊ナァンテコワクナイヨー (美輪明宏)

2007-07-21 08:00:27 | その他
(2004年発行)

TVで時々お見かけする美輪明宏さんは黄色い髪で派手な衣装、派手な化粧をしたおばさんのようなおじさんなんですよね。(笑)
若い頃の写真はなかなかの美貌。
私のイメージとしては「ヨイトマケの唄」や「黒蜥蜴」。
「もののけ姫」のモロの君、「ハウルの動く城」の荒地の魔女の声もしてましたね。

・・・で、最近は本を出したり「オーラの泉」に出演したり、霊感があるってことが結構有名になってるみたい。

この本は、
<人間界と霊界のしくみ><霊的開運法>や、自分の霊体験にまつわるエピソードなどが書かれている。
小説家である佐藤愛子さんの北海道の別荘での幽霊談などが興味深い。

結論として一言でいうならば、

<霊イコール人間>ってこと。

霊と人間は肉体があるかないかの違いだけで、
人間にいい人もいれば悪い人もいるように、霊にもいい霊と悪い霊がいるそうです。
つまり、霊は人間と同じなのだから怖がらなくていいってことのようです。

日本の恐怖怪談 (冬野次郎とキーツプロ編著)

2007-07-20 13:11:14 | その他
(1993年発行)

この世への未練か怨念か因縁か……
今夜もまた、成仏できぬ
霊魂の叫び声が聞こえる……
心臓も凍りつく戦慄の実話集!



オーソドックスというか正統派というか、
純粋に怖さを楽しみたい人向けの本です。

一話が2~3ページ程度ですので非常に読みやすくなってます。
私は枕元に置いて寝る前にパラパラっと開いて、開いたページの話を数話ずつ読んでいきました。

この表紙の絵は、何十年か前っていう感じの格好をした女の子が描かれているだけなんですけど、
何となく怖いですね。
別に怖い絵ではないのに怖く感じる・・・何故なんでしょう?
そういう人間心理を考えると、ちょっと面白いですよね。