本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

鈴木央 (七つの大罪)

2019-03-02 21:27:28 | 漫画家(さ行)
Yahoo!ブログからのお引越し記事

2014 1/31 (金)

年を取ると若い者向けの漫画には疎くなってしまいます。
それでうちの娘たちが読んでいるものを読んだりして時代から取り残されないように日々頑張っているのです。(笑)

これは三女の買ってきた漫画。
痛快無比のヒロイック・ファンタジー!・・・という感じです。
こういう正統派のファンタジーっていいですね。
絵も綺麗だし、話もワクワクして続きが気になるし、少年漫画はこうでなくっちゃ!

調べてみると作者は、
<現在日本で発行されている4つの週刊少年漫画誌全てに連載作品を掲載した数少ない漫画家の一人>
なのだそうです。
それって、かなりスゴイことだと思います。

この作者の漫画は今まで読んだことなかったけれども、他の作品も読んでみたくなりました。

杉作 (猫なんかよんでもこない)

2014-12-28 21:59:52 | 漫画家(さ行)
以前からタイトルがなんとなく気になってたのですが先日図書館で1・2巻を見つけて借りてきました。(既に3巻も発売されているようですね)

猫エッセイ漫画です。

普通、猫エッセイ漫画というと、とにかく猫が可愛くて可愛くて作品自体も明るいものが多いように思いますが、
これはなんかもの悲しさが漂っている作品です。
悲しいものはイマイチ読みたくないのですが、これはついつい読んでしまいます。
読者を泣かせようと創作したものではなくて作者自身が体験したものだからいいのかもしれません。

はやく3巻を読みたいです!
そして「クロ號」も読みたいです!
図書館にあるかな~?

篠丸のどか (うどんの国の金色毛鞠)

2014-12-24 22:55:18 | 漫画家(さ行)
先日、たまたま書店でこの本を見つけました。
1話分だけ見本として読めるようになっていたのでさらっと読んでみると、香川県が舞台の漫画のようでした。

どうやら作者は香川県出身のようで、香川の方言もたっぷり使っているし香川の景色、香川のうどん、などなど・・・香川テイストたっぷりの作品です。

私の住んでいる県のお隣の県ということで、応援の意味も込めて買いました。

ストーリー展開は少し遅いなって感じましたが、それが魅力でもあります。
時間がゆったりと流れているっていいですね。


*この作品は現在5巻まで出ているようですが、私はまだ2巻までしか読んでいないので感想も2巻までの感想です。

須藤真澄 (ゆず)

2011-06-16 10:49:20 | 漫画家(さ行)
猫エッセイ漫画です。
先日、古本屋で84円だったので思わず買ってしまいました。

作者がいかにこの猫(ゆず)をあいしているかがよく表現されているし、ゆずも可愛い!

でも・・・なんだかちょっぴり・・・どうかな~?っていう事が描かれてあるんですよね。

トイレは家できちんと出来なくて結局外でさせることにする。。。
「自分ちさえ良けりゃそれで良い鬼畜のわしらであった
ありがとう  ゆずにトイレを提供してくださってるおうちの方々
発覚したら菓子折持ってお礼に行きます」
・・・って、書いてるんだけど・・・それでいいの?

お風呂もゆずと一緒に入る。
もちろん湯船は毛だらけ!
・・・う~ん。。。私はそれは勘弁して欲しい。

ゆずは蚤だらけで、部屋も作者も蚤の被害に!

ゆずが可愛くて大好きだというのは作品から嫌と言うほど伝わってくるのだけどね・・・。

志水アキ (百器徒然袋 鳴釜   薔薇十字探偵の憂鬱)(原作:京極夏彦)

2011-04-05 21:54:20 | 漫画家(さ行)
原作の榎木津も好きだったけど、志水アキの描く榎木津は更にパワーアップして最高にいい♪
黙って何もしなければ<麗人>に見えるけど、
言動はどう見ても<変人>にしか見えない探偵、榎木津。

京極堂と息の合った掛け合い漫才?がとても楽しい。

ストーリーも悪いやつらに<天罰>を与えて、実にスカッとする終わり方。
こういう風に気持ちよく読めるものを、もっともっと読みたいですね。

佐久間智代 (猫鍋)

2010-12-04 08:34:33 | 漫画家(さ行)
どうも猫を飼い始めてから猫の漫画を見つけると、ついつい買ってしまうようになってしまった。
これも本屋で見つけて、「あら~!うちのトラによく似ているわ~♪」
・・・と、思わず衝動買いしてしまった一冊。
こんなことやってるから家の中が漫画だらけになってしまうんだわ~。(ため息)

・・・で、この作者と猫と作者のお母さんの描写がまるで我家とそっくり!
作者が猫(まい)のしっぽを踏むとしばらくして帰ってきたお母さんの所に駆け寄って
「にゃにゃにゃにゃにゃ・・・」と訴える猫!
うちの猫(トラ)も長女がトラにイタズラをすると私に一生懸命に訴えるのです。
「んにゃ!んにゃ!んにゃ!んにゃ!んにゃ!・・・」
っていう感じで・・・。
「おかあさ~ん!あのね、あのね、○○(長女の名前)がね、悪い事するんだよ~!」
って、告げ口?をしてるのです。

他にもいろいろ我家と同じ反応をしてる箇所がありまして、結構楽しめました。
猫って、拗ねたり、喜んだり、甘えてみたり、・・・観察してると本当に面白いですね~。

杉浦志保 (氷の魔物の物語)

2010-11-16 14:29:43 | 漫画家(さ行)
これは長女のオススメ漫画。

久しぶりに少女漫画を読みました。(正確に言うとこれはBLなのかな?)

いっぱい美形が出て来る。
ハゲ(坊さん)も出て来る。
かっこいい爺さんも出て来る。
女はあんまり出てこない。

まさしく私好みのパターンじゃないですか!(笑)

ただね・・・この年になると
登場人物たちのセリフが青臭いなんて思ってしまうんですよね。
結局、自分が<おばさん化>しちゃってるってことなんでしょうか?
いやいや、<おばーさん化>してたっておかしくない年なんですものね。
幸か不幸か、娘たちはまだ結婚していないものだから<おばーさん>にはなってないんですけどねぇ。
これって、喜ぶべきことなのか悲しむべきことなのか・・・どっちなんでしょうねえ?(笑)

清水玲子 (秘密 8巻)

2010-11-01 18:47:59 | 漫画家(さ行)
今回はグロさが少ないですね。
薪さんの普段着姿や警官姿がなかなか可愛い♪
この表紙の薪さんと猫もとっても可愛い♪♪

新しいメンバー登場。
この作者、いつも思うんですが美形はとびきり美しいんだけど、そうでない者はちょっと違和感を覚えるんです。
この新しいメンバーも美形の対極にいるようなお方。
もう少し違和感なくそういうキャラを描いて欲しいと思うのは読者の身勝手?
でもとにかくなかなか興味深いキャラですので今後の活躍に多いに期待したいところです。

篠原烏堂 (いっしょにあるこうね-盲導犬コディ-)

2009-12-18 21:13:15 | 漫画家(さ行)
盲導犬のお話。
盲導犬に関して知ってるようで知らない事が多いってことがこの作品を読むとよくわかります。

もともとこの作者は非常に魅力的に動物を描く方だと思ってましたが、この作品に登場する盲導犬コディーも実に魅力的。

この作品に関して作者が書いてる文章がありました。↓
http://23ku.net/~tuguchari/udoh/h2.html

その中で、
「この作品ばかりは、私の漫画としてではなく「情報」として、ふだん
漫画を手に取らない方や、お子さん達に読んでいただきたいので・・・」
という箇所があったのですが、確かにこれは漫画というより「情報」としてひとりでも多くの人に読んで貰いたい作品です。
私がいつも行く近所の図書館にこの本がなければ、寄付しようかな?

Aki Simizu (Suikoden Ⅲ Vol.5)

2009-12-04 10:15:31 | 漫画家(さ行)
ニューヨークのブックオフで売っていた「幻想水滸伝Ⅲ」の英語版。
日本語版と表紙デザインはほぼ同じです。

擬音・・・ドサッとかドオオオオンとかは、そのまま残してあります。
「ブラックジャック」の場合は残した上で横に英語で書いてました。
例えば、ドアを閉める音 バタンは「SHLIT」、ガチャリは「LOCK」っていう具合です。

画面として見る場合、擬音はそのままにしている方がきれいだけど、
日本語が全くわからない人にとっては英語で書いてる方が分かりやすいのでしょうか?

志水アキ (魍魎の匣 3巻)(原作:京極夏彦)

2009-10-16 13:03:53 | 漫画家(さ行)
京極堂の長セリフ・・・これを漫画にすると下手な漫画化だと非常につまらないものになってしまうでしょうが、流石は志水アキ!
素晴らしい!の一言に尽きます。
登場人物の表情、細かい仕草、アングルを変えて変化をつけた構図・・・それらで読者を決して飽きさせないようにぐいぐいと作品世界に引き込んでいくのです。

キャラクターはどれも原作との違和感がなく、特に私のお気に入りの榎木津礼二郎が超美形なのが嬉しい。

ここまで原作の雰囲気を損なうことなく漫画化してしまうなんて!
「魍魎の匣」以外の京極夏彦作品も全て志水アキが漫画化してくれると嬉しいんだけどな~!

惣領冬実 (ES)

2009-09-15 13:20:35 | 漫画家(さ行)
SFラブサスペンスと言えばいいのかな?

不死身の遺伝子ESが組み込まれた遺伝子操作人間シュロは他人の脳に侵入し、瞬時に相手の情報を読み取り、自分に都合よく改竄する事が出来る。
シュロのクローンであるイザクは実験のために自分を生贄にしようとした人間に報復を開始しようとする。

人類に対して報復を行うっていう感じなのでスケールの大きなSF作品といえるのだろうけど、どうもイマイチ何か物足りない。
絵は綺麗だしストーリーも面白いのだけどね。
何か生活感がないっていうのかな?
部屋の中も町並みも整然としてゴミひとつ落ちていない。
もっと雑多でぐしゃぐしゃしてるのが本当の世界。
どうも創られた世界という感じがする。

ただ・・・
これをSF作品というよりも、<心>というものに重点を置いた作品として見るならば、この無機質で硬質な感じの世界もまた魅力的に思えてくる。

酒井美羽 (お坊っちゃまナイスですね)

2009-07-14 09:19:50 | 漫画家(さ行)
「結婚しても嫌いな人」
「3人目の本気」
「お坊っちゃまナイスですね」
「お嬢さまナイスですね」

4本の短編が収録されています。
雑誌掲載は昭和62~63年頃なので20年ぐらい前の作品です。

どれも若い女性が素敵な男性と知り合って結婚に至る・・・というような内容です。
主人公の年齢が中高生ではなくて20代というところが違うだけで
少女漫画で主人公の少女が素敵な同級生(或いは先輩)と知り合って付き合い始める・・・というパターンと同じと考えてもいいかもしれませんね。

読者対象年齢が20代の若い女性なんでしょう。

これが描かれた頃ってまだ<結婚適齢期>っていうものが言われていた頃だったのかな?
作品の中で、
男性は「29歳といえばもう結婚してなくてはおかしい年ですよ」と言われ、
女性は「わたしも売り時ギリギリの25・・・だし」
というセリフがあります。

いまではもう、そういう感覚ってあんまりないと思うのだけど、どうなんでしょう?
うちの長女なんて、25歳だから<売り時ギリギリ>になっちゃいますね。(笑)
早くいい人見つけて結婚したら?・・・なんて一応母親として長女に言ってはいるけど、
まだまだ真剣に結婚相手を探さなきゃなんて思ってはいないんですよね。
縁があればそのうちいい人が現れるでしょう・・・
・・・とのんびり構えております。

あ、一応ここで花婿募集しておこうかしら?
花婿の条件は、
独身であること。
男性であること。
年齢は問わず。(そんなこと言っても、100歳のおじいちゃんっていうのも困りますが)
容姿も問わず。(そりゃね、美形だと嬉しいけどね、私が思う美形って現実世界にいないんですよねぇ・・・)
姑(私のことね)の漫画コレクションに文句を言わないこと。
姑と一緒に漫画について語り合えること!(これ重要!)
それだけの条件さえクリア出来れば、長女を差し上げます。

・・・って、長女の人格はどうなるんだ~!
長女にだって選ぶ権利はあるはずだ~~~!!

あ、そうだっけ?(笑)

佐々木倫子 (チャンネルはそのまま!  1巻)

2009-07-03 14:35:59 | 漫画家(さ行)
良くも悪くもこれはまさしく<佐々木倫子ワールド>!

個性的なキャラたちがいっぱい登場する。
話の展開もこの作者独特の雰囲気。

いつもの佐々木ワールド。

こういう雰囲気が好きな人には面白い。

私はこの作者の作品をデビューの時から読み続けています。
こういう雰囲気が気に入ってるのです。

ただ・・・今回、ふと思ってしまいました。
ちょっぴりマンネリ化してるのでは・・・?

まあマンネリと言えば悪口のようですけどね、
水戸黄門なんていうのも偉大なるマンネリ!・・・と言えますからね。
マンネリというのもある意味凄いことなのかもしれません。

安心して読める・・・とも言えます。

だから2巻が出ればやっぱり買って読むでしょうね~。

白井恵理子 (劉備くんそれゆけ赤壁オリンピック )

2009-05-13 20:27:24 | 漫画家(さ行)
レッドクリフを観て以来、今「赤壁の戦い」がマイブーム。

この作品、タイトルからもわかるように赤壁の戦いがテーマ。
四コマ漫画で、絵がとっても可愛いしギャグもなかなか面白い。

その上私のお気に入りの周瑜が結構いい。
いつも怒ってばかりの周瑜なんだけど、ちゃんと二枚目に描いてるのが嬉しい。

この作者の三国志関連の本はこれ以外にまだ読んでないのだけど、今度古本屋に行った時に探してみよう。