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きょうはよい天気だったので、家内と京都・小野の隨心院に梅を見に行ってきました。
隨心院は真言宗善通寺派の大本山で、991年の創建と伝えられる古刹です。ここ、小野の地は平安時代の絶世の美女とされる小野小町のふるさとと言われ、境内に小町の化粧の井戸もあります。3月の末には、地元の少女たちによる「はねず踊り」が行われますが、これは百夜通いで知られる小町と深草少将の悲恋物語を踊りにしたものです。今年も3月29日に予定されています。
何年か前、この「はねず踊り」の日に家内と見にきたことがあり、そのときの梅の花の美しさが忘れ難く、久しぶりに出かけてみました。きょうも紅梅は満開状態でしたが、梅園に白梅の姿がありません。実は、家内は紅梅の中に咲く、八重のような独特の白梅が目に焼き付いていて、それを見たかったのでした。
ところが、それらしき木はすでに花はなく、枝垂れも花の季節を終えていました。梅園におられた寺の方に聞いてみると、白梅などは15日ごろに終わったとか。もともと北野天満宮の梅花祭は2月であるように、梅は2月というイメージがあります。ところが、隨心院の梅はそれより遅くて梅園の開園も3月1日から31日までです。したがって、お寺のほうでは早咲きの白梅や枝垂れをすべて紅梅にしたいとか。これを聞いた家内は、「来年は絶対、3月の初めに来よう。でも、それまで白梅があるのかなあ」と少し残念がっていました。
ちなみに「はねず」とは、梅の薄紅色の呼び方だそうです。はねず梅一色に染まるのは、それはそれで美しいでしょうが、私もアクセントとして白梅が点在するのも悪くないのになあ、と思いました。
このあと、地下鉄東西線で京都市役所前へ行き、豆腐懐石がおいしい「豆水楼」(とうすいろう)で、お昼を食べ、三条高倉界隈で開かれているアートフリマ2009をのぞいて帰宅しました。
※隨心院は京都市営地下鉄東西線・小野駅下車。1番出口から地上に出て、右手に行き、信号を山側(日産自動車方面)に渡る。そのまま歩き、次の信号を右へ行くと、すぐに山門前に出る。信号待ちを除くと、駅から徒歩5分。梅園の拝観料は、今年は1人400円。
Nikon D700,AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED,70mm,ISO 200
1/500秒,f9,-0.3段,WB:晴天
随心院のはねず梅、濃い目のピンクで愛らしい色ですよね
紅梅の囲まれて白い梅の花、対比が美しいことでしょう
随心院は梅は見に行ったことがあるのですが、はねず踊りは残念ながらまだありません
そのあと豆水楼で昼食、アートフリマ2009に行かれたとは、精力的に過ごされたのですね
私の方は、京都市内で一足早い桜満開のお庭を拝見し、桂川駅で通過列車を撮っておりました
はねず踊りは、地元の小学生を中心に構成されていて可憐ですよ。ぜひ、見に行ってください。踊りの上手、下手より、地元の伝承を子どもたちが継承するということに、意義があると思います。
豆水楼さんの湯豆腐は相変わらずおいしかった。以前、あの店の近くに職場があったもので、たまに晩飯や昼食に行っていました。ちょっと、贅沢する気分のときですけどね、当然。